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撮影が予定より早く終わり、車で送ってもらう道中、
神「廉はこの後、仕事ある？」
廉「え？いいんや。ないで」
神「じゃー、俺に付き合ってよ」
廉「へ？」
なんや？
神の指示通りに走った先で止めて降りると・・・一面の桜並木が。
廉「うわー満開やん」
夕方の時間帯にも関わらず多くの人で賑わっている。
神「今に見ておかないと、見ずに終わりそうだからね。」
今後のスケジュールを考えたら・・・確かに。
辺りが暗くなって桜が綺麗にライトアップされているけど一応保険のため、キャップを深く被って並んで歩いた。
トンッ！！
廉「あ、すいません」
そのせいで前が良く見えずにすれ違う人と強くぶつかる。
なんか人がどんどん増えてる気がするんやけど？
神「大丈夫？」
廉「おん、平気」
神「廉、もっと俺の傍にきてよ」
廉「え・・・」
言葉と同時に腰に手を回されて、ジンの体温が伝わるぐらいの距離になる。
神「おっ、あっちがすいてるよ」
抱きしめられてるかのような恰好のまま、人の少ないはずれにある木に向かって歩いた。
しっかし、近いんよ・・・///
そう思うと途端に動きがおかしくなるのはどうしようもなくって・・・
神「もしかして・・・意識してる？俺の事」
廉「・・・してへんわっ///」
心臓がいつもよりヤンチャなだけや！！
神「アハハハ！！」
廉「くっ、そー。仕返しや！！」
笑われてるのが悔しいから俺も負けずと神の腰に手を回すと、なんとも言えん嬉しそうな顔をするもんやから・・・こっち迄つられて笑ってまうんよ。
神「俺、無邪気に笑う廉が好きなんだよね」
廉「っ////」
愛おしそうに見つめられて、段々近づいてくる顔にその意図が分かっておるのに、魔法をかけられたかのように動くことが出来へん。
ここが外やからとか、アイドルやからとか・・・そんなのが全部飛ぶぐらいに・・・ジンを押しのけることが出来へんかった・・・
やがて、唇に優しく触れて・・・ゆっくりと離れる。
神「・・・」
廉「・・・なんで？」
ジンの方から腕を離して二人の間に距離ができる。
神「・・・ごめん、もう二度と勝手な事しないから、本当にごめん」
廉「・・・おん」
常にポジティブなジンからは聞いたことのない、悲しそうな声音になぜか顔を見るのが怖くって、
ただ、桜を無言で見上げていた。
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レンモコ(プロフ) - こんにちは。nikonnさんの作品は全部楽しく読ませて頂いてます。好きすぎて何度もリピートしています。ここで聞いていいのかわからないのですが、パスワード保護の作品のパスワードを教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします (1月6日 13時) (
レス) id: 58ec762d27 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - れんりーさん» スマートにみせて実は本気で好きな人には独占欲をだすジン君を書いてみました。喜んで貰えて良かったです。最後までありがとう😊 (12月30日 17時) (レス) @page28 id: 949737de28 (このIDを非表示/違反報告)
れんりー(プロフ) - お互いの気持ちが伝わって良かったです。独占欲強めの神君も照れてしまう廉君も２人とも可愛いです。じぐれん好きなのでこのお話に出会えて良かったです。 (12月30日 0時) (レス) @page28 id: 05bb2b7288 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - れんりーさん» コメントありがとうございます。廉君も神君も素直になるといいのですが・・・どうなっていくか温かく見守ってください(/・ω・)/ (12月1日 9時) (レス) id: 7e57b4ab71 (このIDを非表示/違反報告)
れんりー(プロフ) - 好きの気持ちがあるのにお互い見事にすれ違ってしまっていて切ないですね。なかなか素直になれない不器用な廉君と、廉君の気持ちを優先するあまり自分の気持ちは後まわしで我慢する神君。今後どういうふうにお話が進んでいくのか楽しみです。 (11月30日 18時) (レス) @page21 id: 05bb2b7288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nikonn | 作成日時：2023年3月7日 17時
