⓱ ページ17
要望を聞いても、廉に合せるって言うから、結局俺の行きたい店がメインとなって、いつも行く服屋に向かう。
私服がおしゃれなジンに意見を聞くとアドバイスしてくれて、普段買わんような服を試着してみることにする。
着替えるたびに「廉のスタイルがいいから本当に何着ても似合うよ」や「カッコいいよ」と褒めてくれるし・・・まぁ、悪い気はしなかった。
貰ったネックレスも触れる度になんか顔が熱くなって、照れてまう。
廉「・・・」
・・・このままやと・・・ヤバいな
昨日の今日でさすがにないわ・・・
少し離れてるところで俺に似合う服を選んとるジンの背中をそっとバレへんようにみつめる。
こんなん・・・デートやんな・・・まぁ、俺が誘ったんやし・・・でも・・・意識せん方が無理やんか・・・
誰に対しても優しく、さり気なく周りに気を配れるジンは彼氏や旦那さんにしたらきっと最高な物件だ。
そんなすごいヤツがなんで俺なん？
紫耀いわくオタマジャクシ時代の俺の何に好きになる魅力があったん？
廉「！？」
気配を感じたのか急に振り返ったジンと目が合って、瞬間顔が熱くなるのがわかる。
慌てて目を逸らして、反対側の小物コーナーに逃げ込んだ。
廉「こんなん・・・3ヵ月なんて持たへんよ///」
ポカポカする顔を手で仰ぎながら見ていると目についた革のキーケース。
ジンのメンバーカラーでもあるターコイズブルーの中に上品に金色の糸で王冠の刺繍がワンポイントに施されたている。
手に取ると触り心地も良くって、高級感が漂う。
今日家のカギを借りた時に少し縫製がほつれてたから・・・ネックレスには遠く及ばないけどジンにあげたくって一緒に会計を済ませる。
友達に教えてもらった美味しいもんじゃ焼き屋さんでもんじゃを食べて、紫耀に嫌がらせしようとジンの提案で紫耀の主役の映画を見た。
俺らのファンで溢れる環境にバレへんかと心臓が飛び出るかと思ったが、隣のジンがこの空間を楽しんでいたから、まぁ、ええか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レンモコ(プロフ) - こんにちは。nikonnさんの作品は全部楽しく読ませて頂いてます。好きすぎて何度もリピートしています。ここで聞いていいのかわからないのですが、パスワード保護の作品のパスワードを教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします (1月6日 13時) (
レス) id: 58ec762d27 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - れんりーさん» スマートにみせて実は本気で好きな人には独占欲をだすジン君を書いてみました。喜んで貰えて良かったです。最後までありがとう😊 (12月30日 17時) (レス) @page28 id: 949737de28 (このIDを非表示/違反報告)
れんりー(プロフ) - お互いの気持ちが伝わって良かったです。独占欲強めの神君も照れてしまう廉君も２人とも可愛いです。じぐれん好きなのでこのお話に出会えて良かったです。 (12月30日 0時) (レス) @page28 id: 05bb2b7288 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - れんりーさん» コメントありがとうございます。廉君も神君も素直になるといいのですが・・・どうなっていくか温かく見守ってください(/・ω・)/ (12月1日 9時) (レス) id: 7e57b4ab71 (このIDを非表示/違反報告)
れんりー(プロフ) - 好きの気持ちがあるのにお互い見事にすれ違ってしまっていて切ないですね。なかなか素直になれない不器用な廉君と、廉君の気持ちを優先するあまり自分の気持ちは後まわしで我慢する神君。今後どういうふうにお話が進んでいくのか楽しみです。 (11月30日 18時) (レス) @page21 id: 05bb2b7288 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nikonn | 作成日時：2023年3月7日 17時
