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俺は決心してみた。色々考えて思考がグチャグチャになっていく中で、やっぱり本人に聞いてみるのが一番早いのではないかと。だから俺は伊野尾ちゃんに会いに行く。
“今夜会える?”
簡潔な文だけどこれが恋人同士だったらと考えるとむず痒くなりそうな感覚だ。
でも俺等の関係はそんな甘ったるいものでは無いし、寧ろ殺す殺される関係だ。
自分の中では珍しいほどにそわそわと返事を待ってケータイの画面を見ていた。
すると、5分も経たないうちに いいよ と返事がきた。
よし、もうここはズバッと聞くしかない。
でも、俺をなんで刺したの?なんて聞いても通じるわけないしどうしたらいいんだろう。
俺の事嫌ってるの?俺伊野尾ちゃんに何かしたかな?
どれも違う気がしてきてしまう。
それに、1番の疑問は時間が戻ったことだ。
俺には分からない事が多くて何から考えたら良いのかも分からなくなってくる。
自分は自分が思ってたよりも小さな人間で、俺が見ていた世界も本質を見れていたのか。
メンバー愛なんて言ったって、相手が好きな人だとしても俺は本当の伊野尾ちゃんを見れてたのかな。
こんなにも伊野尾ちゃんがわからなくなって。
確かに好かれてはいないと分かっていたけど刺されるほどで、憎まれて。
俺は伊野尾ちゃんに、好きな人の為に、何か出来てたのかな。
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ふるは(プロフ) - Ymin好きなのでとても幸せな時間をありがとうございます。続きを楽しみにしております。 (2019年3月1日 6時) (レス) id: df18d22876 (このIDを非表示/違反報告)
anco(プロフ) - はじめまして!「偽りの自分を」が大好きでして...こちらで続きを書かれるとのことなので、もう一度読み返しました!お忙しいと存じますが、続き楽しみにしております! (2019年2月18日 0時) (レス) id: 11e9c4165d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かすたーどばにら | 作成日時:2019年2月17日 19時