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「…？そんなの知ってるよ？」
うわ、はい出た。伊野尾ちゃんお得意の首をこてんとするやつ。
なんなのこの人。俺の飲みかけって分かってて欲しがるって意味わかんなくない？
「俺の飲みかけでいいの？」
「うん、おれやまだの飲みかけだから欲しがってるんだよ？」
「…は？何言ってんの？」
渋々渡しながら問いかけるとあっさり答えてくるし、しかも意味分かんないこと言ってるし。
この子天使じゃなくてホントは宇宙人だったとか？
目の前の天使もとい宇宙人は何故か両手でペットボトルを持って、ごきゅごきゅと喉を上下させながら俺の水を飲んでいった。
「ありがと〜、じゃあ次はここ座って？」
「…はい？」
伊野尾ちゃんの次よ要求は“自分の隣に座れ”というものだった。
ぽふぽふと自分の隣を手で叩きながらお願いしてきて子供みたいな仕草。
可愛いけどそれはツラい。多分伊野尾ちゃんの隣に座ると俺の心臓は爆発する。
しかもソファーがそんなに大きくないから、多分座ったら身体同士が密着する。
それは無理だ、ホントに俺の心臓が役割を終えてしまう。
「ねぇ、はやくおいでよ」
きゅるきゅるとしたあの瞳に俺は弱い。
ダメだ、でも天使が待ってるんだ、行くしかない。
恐る恐る隣に腰掛けると伊野尾ちゃんの身体が傾いて俺の方に体重がかかる。
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ふるは(プロフ) - Ymin好きなのでとても幸せな時間をありがとうございます。続きを楽しみにしております。 (2019年3月1日 6時) (
レス) id: df18d22876 (このIDを非表示/違反報告)
anco(プロフ) - はじめまして！「偽りの自分を」が大好きでして...こちらで続きを書かれるとのことなので、もう一度読み返しました！お忙しいと存じますが、続き楽しみにしております！ (2019年2月18日 0時) (レス) id: 11e9c4165d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーどばにら | 作成日時：2019年2月17日 19時
