陸 ページ6
戸がゆっくりと開いて不死川さんが帰ってきた。
「てっきり逃げ出してると思ってたがなァ。」
『自分の命は惜しいんですよ。』
「何だおはぎも作ってんのか。」
『作れって言ったのは不死川さんでしょう。』
少しの沈黙のあと。
不死川さんはおはぎを口に入れていった。
この人の胃は無限大なのか。
私が時間も考えずに無心で作り続けたいつもの数十倍以上のおはぎがあっという間に消えていっている。
一度どれだけ食べれるか試してみたいほどだ。
『一つ聞いてもいいですか?』
「ん。」
『不死川さんって御仕事は何を?』
まさか無職ではないだろう。
無職で毎日あの量のおはぎを買うのは到底無理に決まっている。
不死川さんはゴクリと抹茶を飲んだ。
「俺は鬼殺隊の柱だ。」
思考回路が停止した私を置いて不死川さんはまたおはぎを食べはじめた。
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シュガーソルト(プロフ) - LiSAさん» 御感想ありがとうございます!これからも頑張りたいと思います! (2019年9月20日 19時) (レス) id: 6d7650c6c8 (このIDを非表示/違反報告)
LiSA(プロフ) - メリーバッドエンドですね…!!めっちゃいいと思います!これからも頑張ってください!!(^^) (2019年9月20日 19時) (レス) id: b9e407c70f (このIDを非表示/違反報告)
シュガーソルト(プロフ) - 花帆さん» 共感していただいて嬉しいです!私は成虫の方は触れても幼虫は無理なのでその気持ちを主人公に詰め込んじゃいました。 (2019年9月18日 1時) (レス) id: 6d7650c6c8 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - ヤンデレに驚きましたが、さらっと読みやすいです(*´ω`*)カブトムシの幼虫渡されてから即 別の町に移ったのが、共感できて面白いです(笑) (2019年9月18日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
シュガーソルト(プロフ) - 桃風味の水さん» めっちゃ頑張ります! (2019年9月17日 22時) (レス) id: 6d7650c6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュガーソルト | 作成日時:2019年9月17日 1時