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緑side
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WESTのツアーが始まって少し経った頃、喋りづらくなった。
ツアーが中盤に差し掛かった頃、固形のものが食べられなくなった。
ツアーが後半に入った頃、少しだけ呼吸がしづらくなってきた。
ツアーもあと2公演になった時、俺はぶっ倒れた。
あんなに息が出来なくて苦しい思いはしたことがない。
初めて、あーもう死ぬかもって思った。
何とかヘルパーさんがすぐに救急車を呼んでくれたお陰で、死なずに済んだけど...
俺の選択次第では、亡くなることもあり得る。
と先生に言われた。
そう言われて、真っ先に思い浮かんだのはメンバーの顔だった。
ただでさえこんなにも病気が進行してしまった姿を見せるのは恥ずかしいし、俺が生きることを選択することで余計に負担を掛けてしまうと思った。
色々と考えているうちにどうしたら良いのか分からなくなっていたら、メンバーが来た。
あーヘルパーさんがマネージャーに伝えて、それでみんなにも伝わったんだなって、すぐに理解出来た。
俺のベッドの横に来ると、みんなが驚きと悲しさが入り混じった顔をしていた。
来てくれたのは正直、嬉しかったけど、腕には点滴の管が何本かあって、口には太い管が突っ込まれている姿を見られてると思うと、恥ずかしかった。
しげに文字盤を取ってほしくて視線を移すとすぐに分かってくれて、俺の前に出してくれた。
何て話し始めたら良いのか分からず、忙しい時に来させてしまった事を謝ると、しげは慰めの言葉を投げかけてからすぐに俺がどうしたいのか聞いてきた。
ここで俺が生きたいと言えばみんな喜んでくれるのか？
死にたいと言ったら、みんなはもっと悲しんでしまうのか？
考えても、考えても答えが出せない俺は...
「分からない」と答えるしかなかった。
あーまたみんなを困らせちゃった。
もし生きるとなったら、もっと困らせちゃうのかな。
それは嫌だな...。
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小夏(プロフ) - 優さん» 優様、コメントありがとうございます。御指摘頂いた箇所を修正致しました。御丁寧に教えて頂きありがとうございました。 (2022年7月16日 14時) (
レス) id: 3e3a3334da (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月16日 14時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夏 | 作成日時：2022年7月16日 14時
