＊ ページ43
桃side
.......................................................................................
大毅の病室に向かっている時、また昔のことを思い出した。
小学生の時に授業参観当日に大毅が熱を出しておとんが来れなかった時、その日は国語の授業で家族についての作文を発表した。
もちろん俺は、おとんのこと、大毅のことを書いた。
その時、おとんが来なかったから俺は発表せんかったけど、作文を家に持ち帰り、おとんが読んで欲しいって言うから夜ご飯の後2人の前で読んだ。
その時
崇「素敵な作文書けたな〜！大毅はどう？」
大「さぃ、っこぅ」
発表会の時に俺の出番寸前で大毅が発作起こして帰った時は、大毅が見せて欲しいって言ってきた。
だから、本番と同じように自分の出番を演じた。
崇「さすが！俺の息子や！！」
大「かっっ、こ、いぃ！のっ、んは...」
"自慢の弟や"
脳性まひのせいで、言いづらそうだったし、正直聞き取りづらさも少しあったけど、大毅はそう言ってくれた。
いつでも、大毅は俺の味方だった。
おとんに嘘ついて怒られた時に大毅も少し叱ってくれたけど、謝る時にそばで見守ってくれて、終わった後は動かしづらい手で頭を優しく撫でてくれた。
学校で友達と喧嘩して、落ち込んで帰ってきた俺を見てすぐに察して俺の話をうんうんと聞いてくれて、アドバイスまでしてくれた。
なのに、俺はクラスメイトに馬鹿にされただけで大毅のことを嫌いになって、避けて、終いにはいないことにしてる。
それだけでも十分最低な弟なのに、ごめんなって言ったお兄に怒鳴って、小さい子みたいに拗ねて、お兄のこと放置して、苦しい思いをさせてしまった。
謝って許してもらえるのか...。
まずどこから謝ったら良いのか...。
ぐるぐる考えていたら、お兄の病室の前に着いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小夏(プロフ) - 優さん» 優様、コメントありがとうございます。御指摘頂いた箇所を修正致しました。御丁寧に教えて頂きありがとうございました。 (2022年7月16日 14時) (
レス) id: 3e3a3334da (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月16日 14時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小夏 | 作成日時：2022年7月16日 14時
