Whereabouts

＊ ページ29

緑side

⚠️下系表現あり
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深夜帯から来てくれていたヘルパーさんにWESTのDVDを入れてもらって、見入ってたらいつの間にかしげが来てた。


何かもう辞めたのにまだWESTに思い残しがあると思われるのが嫌で来て早々にテレビを消してもらった。




そして、しげに頼んでいた期間限定のクリームサンドウィッチを食べさせてもらったら、上手く飲み込めなくて思いっきり咳き込んでしまった。




最近、食べるの下手になってんねんなぁ。




神「あっ...しげ...」

重「どうしたん？」

神「出たかもしれん...」

重「おー！おっけ！今準備するな」

神「ごめんな...」



2年前までは自力で何とかトイレに行けていたし、半年前まではまだオムツも付けてなかったんやけど、定期的に何度も起こしてもらってトイレに行くっていうのが申し訳なくなって、オムツを着けるようにした。




重「よし！じゃあ換えるな！」



自分でオムツ着けると決めたのに、やっぱり未だに少し恥ずかしさはある。だけど、しなかったらしなかったで漏らした時にシーツ交換や着替えをしなければいけなくなるから余計負担掛けると思うと、まだ自分が少しの恥ずかしさを感じる方が良いと思ってしまう。



重「神ちゃん？どうした？終わったで」


神「あっ、ううん！何でもない！ありがとう！」












近くに置いてあったWESTのDVDのケースには輝いた姿のみんなが写っている。
そんなみんなと自分を比べるとまた1つ惨めな思いが重なって、心がギュッと締め付けられる。

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