想定の陥穽4 ページ29
「だが…
エッグベネディクト自体は新しい料理とは言えない
この品のどこに驚きがあるというのですかな?
(………っ
しかしこの美しさの前では手をつけずにはいられないっ…!)」
佐久間はエッグベネディクトの皿を取り食べた
「(こ…
これはー!!
舌が蕩けそうなポーチドエッグの完璧な半熟…
オランデーズソースの上品な酸味
カリカリに焼いたベーコンとほのかに甘いマフィン…!
それらが渾然と一体となった味が舌を包む!
いや…
それだけではない!
この味の深みは一体…!?)」
マフィンの周りにキラッと輝く粉がついている
「(むぅ!?
黄金色に輝くこの粉は…)
はっ!!
カラスミ…!
カラスミパウダーをマフィンにまぶしてあるのか!
なるほど…
『魚卵』もまた卵!
カラスミの高級感のある塩味が鶏の黄身と絡んで…
この深い味わいをもたらしているのか!」
次々にエッグベネディクトを人の顔は蕩けそうな顔をしている
「(『朝食の女王』…
NYでエッグベネディクトを出す老舗の名店を称えた言葉だー
この品もまさしく女王級の一品
思わず)」
かしずく美味さー!!!
しばらく経ち
「<タクミ・アルディーニ200食達成!>」
「くっ…
思ったより手間取った!
幸平はどうだっ!?」
タクミはAの方を見て目を見開いた
「<田所恵200食達成!>」
「(やった…!
やったぁ!
やったよAちゃんっ!)」
恵も同様に達成しAを見て目を見開いた
なぜなら
「(えっ…!?
Aちゃんがー
まだ10食以下ー!?)」
まだ8食しか皿が完食されていなかっか
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作者名:レンサ | 作成日時:2019年2月13日 0時