続幸平の娘は地獄の合宿に行くようです【食戟のソーマ】 (ページ28)

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想定の陥穽3 ページ28

｢よ､よかったら召し上がってください
一口サイズの…
『朝食おでん』です…｣

恵の作ったおでんの各具材には食べやすいように竹串が刺さっている

｢なんと…
おでん!?
しかも串の先にあるのは…
うずらの卵だ!!｣

｢(なるほど鶏卵だけが卵ではない…
こうきたか!)
どれ…｣

徳蔵はおでん食べた

モグッじゅわぁ

｢ふはぁ～…!
ほっとする味…!
噛むたびにまろやかな出汁がじゅわじゅわと染み出てくる…
(うずらの卵にサイズを揃えた野菜もカラフルで楽しく…
つい手に取ってしもまう楽しさだ!)｣

｢………｣

モグモグギロッ

｢ひっ…?｣

九作もおでんを食べておりサングラス越しで恵を見た

｢ワシの孫に嫁いでくれんか｣

｢え…
ええ～!?
いやあの…
えぇ～!?｣

両手を九作に掴まれ恵は困惑するしかなかった

この会場内で最も人の集まりが多かったのはえりなのブース

｢どうぞー
『エッグベネディクト』でございます｣

｢(うおぉ…
なんという美しさ…!)｣

｢(まばゆく輝く宝石の様…)｣

キラキラと輝くエッグベネディクトに目を奪われる

エッグベネディクト
マフィンの上にポーチドエッグやベーコン等を載せ酸味のある〝オランデーズソース〟をかけた品
米では朝食の王道メニューのひとつ