続幸平の娘は地獄の合宿に行くようです【食戟のソーマ】 (ページ31)

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メタモルフォーゼ2 ページ31

A会場

『(よし…
次の焼き上がりった
品出しをー)』

次々ミニスフレオムレツを作り置こうとしたが

『(さっき出した分が全然ハケていない!?)』

全く料理がハケていなかった

『………!
(スフレがしぼんで…!
そっかー!!
このビュッフェって形式は出した料理をすぐ食べてもらえる訳じゃない!
適時適温でお客さんの待つ卓(テーブル)に出す定食屋(ゆきひら)とは全く違う…
どのタイミングでどの料理を手に取るかは客次第………
スフレの食感はあくまで出来立てを食べてこそ!
そうじゃなきゃこの料理の良さは伝わんないのに…)
くっ…!』

新しくスフレを作って出しても客の手に取られずしぼんでしまう

『(出しても出しても…
客が手に取る前にダメになる!!
まずい…!!
おまけに薙切さんの品に客をガンガン取られていくー)』

えりなは作業の手を止めずにAに声をかけた

｢理解したようね…
ビュッフェに於いて『見映え』と『美味しさの持続性』は何よりも重要になる…
つまり君はこの課題で最も作ってはいけない品を選んだの!
ようやく君とお別れね…
あと30分間
私の美しい料理を指をくわえて眺めておいでなさい｣