誰も寝てはならぬ1 ページ18
今日も今日とて合宿は厳しさが増していく
「なっとらん!!
作り直し!」
チュル
「うん!
合格だ
片付けを始めていいぞ」
「あ…っ
ありがとうございます!」
恵は顔が明るくなり片付けようと調理台へと戻った
『(やるじゃん恵!
まだ危なっかしい所もあるけど…
足りない…
まだちっとも…
上等…!
もっと腕を上げないと!!
もっと!)
……?』
Aはスーツ姿の人達がいることに気付いたが気にも止めずに調理に戻った
夜9時を周りA達はボロボロだった
「ふふ…
さ…
さすがに…
さすがに今日は疲れたわね」
「50食作りの試練が80食に増えて再びやってくるなんて」
「しかも今回は来日して合宿中の『インナーマッスルユニバーシティ』の人たち相手とは…
さすが遠月エリート…
いろんな人が来るだね…」
特にボロボロだったのは丸井と悠姫が酷かった
『そーいやさぁ
課題の時にいたスーツ姿の集団…
あれ何だろーね?
昨日までぜんぜん見なかったのに』
「え?
そんな人いたの…?」
「知らないよそんなの〜
課題こなすので頭一杯だもん」
恵と悠姫に聞いてみるものの知らないと言う
「でも残りはあと二日…
ギリギリ何とかなるかもね」
「そうねこの調子でー
あら…?」
「どうした榊?」
栞を見ていた涼子はあるページを見つけた
「しおりの日程のページなんだけど
三日目…
今夜の就寝時刻が書いてないのよ」
「…?
あれほんとだな…」
「印刷のミスじゃない?」
しおりを見た時放送が流れた
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作者名:レンサ | 作成日時:2019年2月13日 0時