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対決前夜3 ページ15
『(これは…
ちょっとヤバイかも…)』
クシャと札を握り空気ず〜んと重くなった
Aが丼研の部室に戻ると物音がした
「丼研の過去のレシピ集だ!
倉庫からかき集めた
使えるものがあるかもしれねぇ!」
「先輩〜
持ってきました〜」
「おおサンキュー!
その束はこっちに…」
過去のレシピ集を恵と小西が部室に持って来ていたのだ
『ーーおし…!
やりますか!』
早速Aは調理にはいった
ザッ
『あがり!
味見頼みます!
豚の代わりに牛肉を使ったビフカツ丼!
丼研のレシピをさらに工夫して鶏とうずらを混ぜた卵でとじたからコクが深まったはず…!
どうだ!?』
小西はビフカツ丼を食べた
モグッ
「悪くはないが…
足りねぇ!
口に入れた時のインパクトが…
肉魅の品はこう…
舌にガツンとくるんだよ」
『ガツンと…
脂だ!
砂糖と牛脂で甘く焼き上げ卵をおとしたすき焼き丼だ!』
「ダメだ…!
上品な脂味が出てない」
『じゃあ牛脂を減らしてかわりに…』
「こ、こっちのレシピはどうかなぁ?」
丼を作っては食べを3人は繰り返している
そして翌日も
「先輩が真っ白にしおれてる!」
『水にかけて起こして恵!』
いたずらに時間は過ぎてゆき
小西と恵はボロボロになっている
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作者名：レンサ | 作成日時：2018年7月17日 13時
