【魔法科高校の劣等生】私は深雪の姉5

新人戦〜氷炎〜4 ページ36

深雪｢『宣戦布告』だと思いますよお姉様｣

あの2人は偵察だろうと思っていたけど深雪からそう言われた

深雪｢…信じていらっしゃいませんね?｣

玲『いや…だって私は選手ですらないのよ?
すでに魔法師の世界で実力を認められている
あの二人が私を敵視するとは思えないんだけど…』

深雪｢お姉様!｣

私はまだ言いたいことがあったけど深雪に遮られてしまった

深雪｢ご自分の過小評価──戦況の誤認につながります!
どれだけ他校がお姉様の技術に対抗心を燃やしているか…
もう少し客観的に認識なさるべきです!｣

玲『……』

深雪の勢いに私は黙ってしまった







新人戦 女子
アイス･ピラーズ･ブレイク
深雪･雫･英美は3名とも勝利
決勝リーグへと駒を進めた

ほのかもバトル･ボードの決勝進出も決まった






私と深雪達は七草生徒会長に呼ばれミーティングルームへと集められた

真由美｢決勝リーグを同一校で独占するという快挙は今回が初めてです
司波さん
北山さん
明智さん
本当によくやってくれました｣

3人は深く頭を下げた

真由美｢このことで大会委員から一つ提案がありました
試合をしても我が一高の獲得ポイントは変わらないため三人を同率優勝にしてはどうかというものです
皆さんの判断に任せますが…
玲さん…
三人のエンジニアとして意見はどう?｣

七草生徒会長は私に話を振る

玲『正直明智さんのコンディションは良くありません
これ以上の消耗は避けた方がいいと思います』

エイミィ｢玲さんの言うとおりです
私は棄権で構いません｣

真由美｢わかりました
頑張りましたね
北山さんはどうですか?｣

雫｢私は…
戦いたいと思います
深雪と本気で競えるこのチャンスを逃したくないです｣

真由美｢深雪さんは｣

深雪｢北山さんがそう望むなら…
私がお断りする理由はありません｣

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