【魔法科高校の劣等生】私は深雪の姉5

アクシデント1 ページ15

大会二日目
アイス・ピラーズ・ブレイク競技場

アナウンス｢＜只今より
女子アイス・ピラーズ・ブレイクの二回戦を行います
第一高校二年
千代田花音さん＞｣

櫓にたっている千代田先輩
私と深雪､雫は五十里先輩に手招きされスタッフルームで一緒に観戦することにした

深雪｢そういえばエリカたちは?｣

玲『男子クラウド・ボール観戦に行っているわ
向こうは桐原先輩が出場してるからね』

さて…
こちらはどうかしら

アイス・ピラーズ・ブレイクは競技フィールドを半分に区切ってそれぞれに氷の柱を十二本設置する
そして相手陣内の氷柱を先に全て倒した方が勝者

雫｢──始まる｣

試合開始のブザーが鳴り千代田先輩は左手首に付けているCADをすぐ様操作した

ヴンッ バッ ゴゴゴ ピシピシッ バギィッ

相手の氷柱が音をたてて崩れていく

玲『これが──
千代田家の｢地雷原｣
振動系統･遠隔固体振動魔法
千代田家が得意としている地面を振動させる魔法ね』

相手は食い止めようと魔法を発動させる

玲『移動魔法で振動を止めるつもりね
けど…』

五十里｢花音の切り替えの方が早い!
圧倒的に花音のペースだ!｣

次々と相手の氷柱を倒していく千代田先輩

玲『相手の最後の氷柱が倒れた
千代田先輩の氷柱は六本残っている
快勝ね』

千代田先輩は櫓からスタッフルームにブイと笑顔でピースした

深雪｢これで三回戦進出ですね｣

玲『さて…
桐原先輩はどうだったかな』

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