龍は臥し､空へ昇る3 ページ28
｢(私だったらそんなプレッシャー耐えられない…!)｣
恵は聞いてるだけで顔が真っ青になったがAは
続けた
『けどさ
足らない事にびびってたら永遠に一品も出せやしない
幸平A(私)にとって今の時点で負ける事はちっとも問題じゃないんだよ』
｢(──あ…
そっか
水戸さんとの食戟の時も──)｣
『店の仕事も…
料理勝負も
絶対に降りられないならあきらめて前のめるしかないじゃん?』
｢うん…
…うん!｣
『それとさー
このお題
勿論スパイスも大事だけどそれだけじゃないって思うんだよなー』
Aと恵は毎日厨房でスパイスを研究し料理を作り続けた
『そっかー
恵も今日から帰省かぁ』
｢うん!｣
恵は今日から帰省するために荷物を持っている
｢もともとお盆には帰るつもりだったし
地元の食材といいろんなスパイスの相性を試してみたいんだ
しばらくの間1年の寮生はAちゃん一人になっちゃうね…｣
『ま…
でも退屈する心配はないしね!』
｢じゃあね
Aちゃんっ
また秋に会おうね!
がんばろうね!｣
『──うん!
お土産よろしくっ』
恵を見送ったAは予選に出す料理を作った
ご飯を食べてる時もお風呂に入っている時も食材も合うスパイスを考えていた
日付けは8月25日
｢おや…
Aちゃん
徹夜だったのかい?｣
『あー…
一色先輩
おはようございます』
畑仕事を終え寮に帰っきた一色はAの部屋のドアが開いており調合した試作のスパイスの皿が沢山置いてあった
｢ふふ…
試作品の山がこんなに…｣
近くにあったスパイスの皿を手に取る一色
｢………
面白いね
うん
凄く面白いよ!
Aちゃん｣
『やー…
でもこっからです
もっと…
もっと美味くぐう』
バターンと倒れたAはそのまま寝てしまい一色は電気を消し部屋から出た
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レンサ(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年5月5日 11時) (
レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - いつも更新されるのを楽しみにしています!!!これからもお話頑張ってください!!!応援しています!!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2020年4月21日 18時
