香りと刺激の伴奏者3 ページ23
｢『香り』
『辛さ』
『色』
この3つに働きかけるものです
いくつかを調合する事で相乗効果が生まれ種類を増やすほど個々の特徴が抑えられマイルドで万人受けする物になります
でも多ければいいという訳ではなく無闇に合わせると雑味が出る事も…
その限界はおよそ20種類!(汐見ゼミ調べ)｣
塩見はホワイトボードに書き始めた
｢あとスパイスを活かすには�猝�脂�瓩虜醉僂�不可欠!
油で熱を加える事でその香りが引き立つのです
そして油脂が最も美味しく感じるのは『乳化』した状態…
即ちエマルシェン!
うふふふ
エマルシェン…
料理における発明の一つですね
両親媒性物質が界面張力に作用する事で｣
『ガチの講義が始まった』
｢あ〜あ…
こうなると長いんだよなぁ｣
汐見はただスパイスのことを話しているがA達のことが見えていない
｢ま…
実際に体験する方が早いんじゃねぇか｣
『？』
｢食ってけよ
スパイスの奥深さを見せてやる｣
汐見をそのままにして3人は調理室へと入った
｢まず一品目──
鶏肉の『コリバタカレー』
南インドの代表的な品のひとつだ
さっきのカレーリーフを使って香り付けしてある｣
『お〜!
すごい美味しそう!』
Aと恵はカレーを食べた
あ〜んっ パクッ
『(な…
何これ!?
それを追いかける様に唐辛子や玉葱のピリッとした旨味が口に広がる!
こんなカレー食べたこと無い!!)』
｢そいつが生(フレッシュ)の威力だ
生の葉はドライリーフの10倍以上の香りを放つ──
よし…
次の品だ｣
ズラッと並べられたスパイスを使って調理する葉山
｢カジキやサケ等の白身魚を使う『ゴア・フィッシュ・カレー』!｣
｢あれ…
同じカレーがふたつ?｣
｢使っている具材とスパイスの種類は全く同じだ
食べ比べてみてくれ｣
2人は同じカレーを食べ比べてみた
『!!』
｢後に食べた皿の方が美味しい!?｣
｢そっちの皿はレッドペッパーとコリアンダーをフライパンで乾煎り…
つまり�珎篝��瓩靴織好僖ぅ垢鮖箸辰燭里�｣
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レンサ(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年5月5日 11時) (
レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - いつも更新されるのを楽しみにしています!!!これからもお話頑張ってください!!!応援しています!!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2020年4月21日 18時
