予想外のストレート2 ページ18
｢へぇー!
出世したもんだなぁ
そいつは極星寮の後輩でよ
俺が高2ん時中等1年だったんだ
アイツの事はよく構ってやってたから
きっと俺の名前を出せば喜んで協力してくれるぜ｣
『おぉー!
マジか!
んじゃ早速行こうよ恵!
よーし身支度してくるからねー』
ドタバタとするAと恵の様子を見るふみ緒
｢ん?
どーしたふみ緒さん｣
｢いやぁ…
まぁ…
何も言うまい｣
曖昧に返すふみ緒
Aと恵は行く準備をするた部屋に行こうと階段を上がる
｢それにしても…
Aちゃんのお父さんって本当にすごい人だったんだね!
あの堂島先輩に続いて第二席まで辿り着いたなんて…｣
『そうだねー…
今までも…
獲る気満々だったけどさ
父さんでも見られなかった｢てっぺん｣の景色…
どんな眺めなのか本気で見てみたくなった…
て感じかな!』
｢Aちゃん｣
『よし!
恵も一緒に十傑目指そうよ』
｢え…えぇえ〜!?
わ､私なんか無理だよぉ〜!!｣
『いける
いけるー!』
突然の発言に戸惑う恵
部屋に戻り着替えを済ませた2人は食堂に向かった
『父さんー!
今から行ってくる
その先生の居る所って──』
城一郎はすでにいなくふみ緒だけがいた
｢城一郎なら今発ったよ｣
『たった…?
は!!?
発った!?
今?
何で!?』
｢言ったろう?
野良猫みたいに勝手な男なんだよ
アイツは｣
『自由すぎる…
見送りくらいさせてよね』
｢ホレ
そのゼミ室の地図だ｣
｢『それじゃー
行ってきます』｣
ゼミ室の地図が書かれた紙をもらいAと恵は寮を出た
｢………｣
Aたちが準備している頃
｢まったく
もう行くのかい
忙しない事だ
もっとアドバイスでもしてやればいいのに｣
｢あとは自分で何とかするだろ
俺は放任主義なんでね｣
城一郎が行くということでふみ緒は見送るため外に出ていた
｢ふん…
よく言うよー
さっきの勝負だって選抜への激励のつもりなんだろう?｣
｢……はて?
俺は久しぶりに我が娘の悔しがる面を見てぇと思っただけだぜ?｣
｢ふふん…
素直じゃないねぇ
ま､そういう事にしといてやるさ｣
｢それに…
遠月に帰ってきたのはちょっとした用もあったからでさ｣
｢用?｣
｢や
大した事じゃねーんだ
じゃな
ふみ緒さん
またそのうち──
メシ作りに来てやるよ｣
城一郎は荷物を持って出て行った
｢……まったく
いい歳こいても風来坊は変わらないねぇ｣
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レンサ(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年5月5日 11時) (
レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - いつも更新されるのを楽しみにしています!!!これからもお話頑張ってください!!!応援しています!!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2020年4月21日 18時
