予想外のストレート1 ページ17
「みんな起きろー」
料理勝負を終え一息ついているAたちの前に悠姫が勢いよく入ってきた
悠姫は朝の鶏の世話を済ませるため外に出ていた
「……あれ?
幸平たち何かやってたの?」
「実はAちゃんと城一郎さんが料理勝負を…」
「何ソレ!!
呼んでよ!
私も!!
ずるいずるいぃ!!」
その場にいなかった悠姫は恵に詰め寄り恵は少し焦った
「ご…
ごめんね悠姫ちゃん…」
『んで…
何が大変なの?』
「そうだった!
ホラ見て…」
悠姫は茶色の封筒持ってきた
「今朝届いたんだよ!!
秋の選抜で作る料理のお題!!」
『!!』
ビリリッと封筒を破った
「お題は──
カレー…!!」
お題にカレーと記されていたがまだ続きがあった
お題
「カレー料理」
「……料…理!?
…?」
Aと恵、悠姫はお題について話し合っている
『えっと
つまり…
カレー作ればいいの?』
「でもカレー料理って事は…
いわゆるカレーライスに限定しないってわけじゃん?
“ ナン”で食べる本場のインドカレーに…
カレー煮込みにカレーうどんとか?
まぁ
VIP達の前だし庶民的な品すぎちゃダメかもだけど」
『“ カレー”を使った“ 料理”か…
(ゆきひらのお品書きには無かったメニューだし…
範囲が広くて逆にとっかかりがないなー…)』
「ところでふみ緒さん!
2〜3日鶏の世話頼めない?」
『ん?
どっか行くの?』
「来る秋といえばジビエのシーズンっしょ?
地元の猟友会に顔出してくる
いい物分けてもらえるようにね☆
涼子や伊武崎もとりあえず実家に帰って対策を練るってさ」
『なるほどねー
恵は何かアテあるの?』
悠姫も選抜に向けて食材探しを聞きAは恵に聞いた
「うーん…
カレーって実家でも研究会でも本格的には作った事なくて…」
『そっかー
カレー…
カレーねぇ…』
「…そーいやぁ」
考えていると城一郎が話に入ってきた
「極星にもいたな…
カレーばっか作ってる奴
アイツなにやってんだろ?」
「あぁ!
その子なら…
いま遠月で教師をやってるよ」
『え!!
先生!?』
「2年の授業が受け持ちだから…
幸平たちは会った事ないだろうね
汐見潤!
授業の傍ら香辛料全般を研究するゼミで教授をやってる
極星の黄金世代の一員ってわけさ
史上最年少で教授に抜擢されたんだ」
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レンサ(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - いつも更新されるのを楽しみにしています!!!これからもお話頑張ってください!!!応援しています!!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レンサ | 作成日時:2020年4月21日 18時