万里を駆ける料理人1 ページ12
｢(さて…
では続いて城一郎の料理の審査──)｣
ふみ緒は使っていたスプーンを置いた
｢(…昨日のパーティーで作ってくれた料理…
どれも凄い完成度だった
勝負となったら一体どんな品が出るんだろう…?)｣
｢光栄ですね…
十傑の大先輩の料理勝負が拝めるとは…!｣
｢ふふ…
城一郎は学生時代から意外性のある攻めの料理に定評があった…
刮目しなッ｣
コト…
3人の前に品を置いた城一郎
｢ご賞味あれ…
城一郎特製こってりラーメンだ｣
｢｢!?｣｣
へらっと言う城一郎に恵とふみ緒は目の前にある品に驚く
『ら…』
｢ラーメン!!?｣
｢えぇえ〜!?
あ…朝からですか!?｣
朝から食べれそうにないこってりとしたラーメンを作った城一郎
｢うわぁ…
こ…
濃そうなスープ……｣
｢(朝一にラーメンを食べる地域も確かにあるが
よりによって見たところ魚介どろどろスープ系のこってり感
寝不足の田所ちゃんと…
お年を召したふみ緒さんにこの品はちょっとー)｣
｢城一郎ッ!!
意外性にも限度があるだろう!
まったくお前は昔からそうだよッ
初めて試す新作やゲテモノ料理を“食戟”の場でも平気で出す!!
そんなんだからなんて事ない相手との食戟をポロポロ落とすんだ!｣
ふみ緒はガミガミと説教をする
｢ふ…
まぁ
あの頃の俺は尖ってたからな｣
｢今も大して変わらないじゃないかッ!!｣
かっこつけている城一郎にふみ緒はツッコミをし恵はラーメンの匂いを嗅いだ
｢…あれ?
濃厚そうなスープだけど
意外とくどくなくてまろやかなにおいです｣
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レンサ(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年5月5日 11時) (
レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - いつも更新されるのを楽しみにしています!!!これからもお話頑張ってください!!!応援しています!!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2020年4月21日 18時
