幸せな家庭２ (ページ32)

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面倒な女優ページ32

Ｓ「今日のゲストは朝比奈楓さんでしたー。」

二宮サイド

楓「二宮さーん、あの・・・私・・・すっごいおいしいお店屋さん知ってるんですけど一緒に行きませんかー？」

さっきからこの女無駄に胸を押し付けながら誘ってくるんですけど。聞いてみればずっとファンだったとかゲーム好きだとかハンバーグ好きだとか絶対気に入られようとしてるだけだろ。

Ｎ「ごめんね。今日ちょっとほかの人に誘われてるんだよね」
嘘はついてない。今日はさっき誘われた(返事はしてないけれど)つまりいけない。まあ、そのプロデューサーもこの女を理由に断るんだけど。なぜって今日はあの某人気ゲームを攻略するからだ。
Ｐ「すいません二宮さん。さっき食事に誘ったんですけど、担当してる新人がミスっていけなくなっちゃったんですよ。」

マジかよ。タイミング悪ぃな。隣の女の表情は打って変わってきらきらしだしたけど。
Ｎ「そうですか。それは残念ですけど、またの機会にしましょう。また誘ってください」
楓「あの、もしかして今予定空きました？」

これは避けられないな(苦笑)
Ｎ「うん。」
楓「本当ですか？じゃあ」
Ｎ「後でスマホにＵＲＬ送っといて。別々にいかないと怪しまるから。」
楓「はい！」

最悪だ。朝比奈さんには悪いけど有難いもので忙しい俺にとってゲーム時間は貴重。心の中で毒づくけどそのくらい許してくれ。