赤髪ノベルズ！３【あかがみんクラフト】 ≪妄想詰め≫ (ページ10)

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辛い姿をみたくないから。　（※微腐有）　よっぴ～×ともページ10

よっぴ～side
「――あ、ともさん。どうしたんですか珍しい……って、大丈夫ですか！？すぐ行きます！」

俺は一人、自室でゲームをしていた。
アイクさんは私用で遊べないから、仕方なく一人でCODでもやって暇つぶしするか、と黙々とテレビに向かっていたときだ。
突然スマホの着信音が鳴り響き、画面をみたらともさんだったというわけだ。

―――

「もー、なにしてるんですか」

ゲームを即行やめて、ともさんの家まで飛んできた。
距離はあったものの、大切な人のために俺は超急いできた。
先ほどの電話は、風邪を引いた、という報告で。
誰もいないけどかなりきついから来て、という急すぎる召集に俺は答えた。
ともさんはぐったりしていて、身体がほてっている。相当熱があるようで、顔は真っ赤だった。

「ごめん……とり、ちゃん」
「いいんですよ！とりあえず喋んないで静かにしててくださいよ」
「うん……」

俺が起き上がろうとするともさんを手で制すと、あっさりとまた横になった。
あまり力も入らないようで、先ほどの電話は決死の覚悟でしたらしい。

「今冷えピタの換え持ってきます。何か飲みますか？」
「……ポカリちょうだい」
「わかりました」

俺はすっくと立ち上がり、寝室をあとにした。

―――

「――」
「……ふぅ」

冷えピタを付け替え、ポカリと薬を飲ませたあと、ともさんはすぐ眠りに落ちた。
まるで母のように働いた俺は眠るともさんの顔をみていた。
――いつもがんばりすぎなんだよなぁ。
俺はともさんと出会ってから、ずっと尊敬し憧れてきた。
この人が倒れちゃ、俺はなにもがんばる支えがなくなってしまう。
この人が苦しむところ、つらそうにしているところをみたくない。
そう思いながら、俺にも眠気が襲い、じんわりと伝わる暖かさに眠りに落ちた。

―――
ちなみに今の私の状態ですｗ
熱はないのですが、風邪引いてきついです。