寝 （※腐有） よっぴ〜×アイク ページ18
よっぴ〜side
「アイクさーん」
大学の門を出たところに、俺の友人が立っていた。
彼アイク。冬に弱いため、マフラーを二重に巻いている。冬場の彼の特徴といったところだ。
「ごめん待った？」
「いえいえ、大丈夫です」
「そっか。じゃ帰ろうぜー」
そして、一緒に並んで帰路についた。
―――
「あの、わいさん」
「ん？」
「すごい、言いにくいんですけど……」
「どした？」
途中で行きつけのハンバーガーショップに寄り、ホットドリンクを飲んでいたときだ。
アイクさんは目を泳がせて、言いづらそうにしている。
「アイクさん？」
「あ、えっと。――今日、わいさんの家泊まってもいいですか……？」
「え」
碧色の双眼が上目づかいで俺を見つめる。
あぁ、俺の心が崩れた瞬間である。
「うん、いいけど。どした？ 何かあった？」
「あ、あとで話します」
―――
「ちょっと散らかってるけど、あがっていいよー」
「お邪魔します」
結局アイクさんを家にあげた。
アイクさんは荷物を隅の方に置いて、ちょこんと座布団に座った。こうみるとマスコットみたいだ。
「あ、メシどーすっか」
「何か食材ありますか？」
「あー。あると思うけど」
「だったら自分作りますよ。得意ですし」
「あ、ありがとう」
アイクさんが料理得意なのは、初耳だった。
―――
「なんか悪ぃなー」
「いえ、いいんですよ。自分がお邪魔してるんですから」
夕飯を終え、風呂にも入り、俺たちは寝る準備をした。
客用の布団を引っ張りだし、俺の布団の隣に敷く。その際にもアイクさんはてきぱきと手伝ってくれた。
「わぁー、あったかいです」
「はや！」
気付くとアイクさんは既に布団にもぐりこんでいた。俺もいそいそと自分の布団にもぐる。
―――
「――」
あれから1時間ほど話して、アイクさんは疲れてしまったのか先に寝てしまった。
俺は隣で規則的な寝息をたてるアイクさんの髪に触れてみる。
軽くてふわふわしていた。する、と指の間からすり抜けてしまうほど。
そのままの衝動で髪に顔を近づけると、ふわりとシャンプーの香りが漂ってきた。
「――わい、さん」
「！？」
アイクさんの寝言に心を持っていかれて、俺は枕に顔をうずめた。
翌朝、俺は寝起き一番にアイクさんに抱きついた。
―――
思いつきです。でこぼコンビ。
すきです （※腐有） アイク×よっぴ〜→←制裁を （※腐有） バステン×わと
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なかぽん(プロフ) - いいと思います！がんばってください！ (2015年12月19日 18時) (
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作者名：NiKo-KiLL | 作成日時：2015年11月3日 18時
