赤髪ノベルズ！２【あかがみんクラフト】 ≪妄想詰≫ (ページ28)

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狩人前線依頼アリⅦ　（年齢操作・パラレル・他実況者出演有）ページ28

クミside
オルトリックに到着したときには、時すでに遅し、というような風景が広がっていた。
現地の人々やハンターたちは全員同じ一点を見つめている。
その中に私もトモも含まれていた。

「――トモ、行くよ」
「えっ、クミさ……ってちょっと待ってよ！」

トモを置いて私は先に走りだした。

―――
ショウside
まず現われることのなかった伝説の古龍、ルタ・セルゲンティ。
通称蜃山龍と呼ばれる奴は大型を遥かに超える超大型の体を持っていた。
オレは今まで狩人として生きてきて、そいつを見たことはなかった。唯一チャミんが見たことがあるようだが、それも昔の話。そうであったかは定かではないのだ。

「大変なことになったなぁ……」
「ショウやん、戦おう。このままあたしたちが動かないで、誰がこの秘境を守るっていうのさ。ここはあたしたちの秘境なんだよ？絶対、撃退しなきゃ」

先ほどとは打って変わって冷静になっていたチャミんが隣に座る。
チャミんも思いつめているようで、声は少し震えていた。

「そう、だよな。――俺たちが守らなきゃだよな」

もう、戦うしかない。そう心に決め、俺たちは立ちあがった。

―――
ソーラside
「やっぱり砂漠は暑いなぁ～」
「ソーラの姉さん、なに暢気なこと言ってンすかぁ。戦場はすぐそこだってンのに」
「ん～、そうだねぇ」
「どうしてそんなにのんびりしてられンのかねぇ。――ま、がんばってくだせェ」

連絡船のポールさんに別れを告げ、私はオルトリックまで歩き出す。
――ふと、右をみてみれば、遥か遠くに黒い影があった。

―――
トモside
思えば、大変なことだ。
リオルトに来て、少しも経たないうちにこんな大事に呼ばれて。
狩人として経験的なことを言えば恵まれているのだろうか。それとも、立場的に考えて災難というのか。わっちにはまだわからなかった。

「クミさん」
「なに」

クミさんは冷静に装っているのだろう。隠しきれない緊張とこめかみを伝わる汗がこの状況がどれほどのものか、物語っていた。

「撃退、できるのかな」
「なに緊張してんの。できるに、決まってるじゃない」
「そっか」

クミさんはふっと微笑み、わっちの肩をぽんと叩いてきた。
決戦が始まる――。

―――
次で必ず戦い入ります！ｗ
だらだらとごめんなさいｗｗ