赤髪ノベルズ！２【あかがみんクラフト】 ≪妄想詰≫ (ページ27)

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狩人前線依頼アリⅥ　（年齢操作・パラレル・他実況者出演有）ページ27

トモside
クミさんたちとオルトリックまで向かう船内。
わっちはクミさんにルタ・セルゲンティについての書を貸してもらって読んでいた。
かなり大型、そして形態が変わると飛翔する。特徴は額の巨大な一本角。破壊可能だが、斬撃、射撃武器では不可能。破壊は打撃武器に限る。形態変化前は身体に付着している紫界水晶が紫、変化後はそれが青くなる。

「トモ、そろそろ」
「わかった」

船はオルトリックに最も近い港に到着し、わっちたちはそれぞれ荷物、武器を持って降りていく。
海とはいえ、砂漠が近いせいか空気は生ぬるかった。日差しも強い。わっちは防具の中で汗を滴らせながら、歩き始めた。
ゆっくりしているヒマはない。刻一刻と、決戦のときは近づいているのだから。

―――
ショウside
「チャミん！銅羅再駆動までどんくらいかかるの！？」
「アタシに聞かれても！でも大丈夫！なんとかするからッ！！」

俺はチャミとその他のハンターたちで防衛戦に備えて準備をしたり、銅羅の駆動準備をしていた。
銅羅は砂漠の街にだけある特殊な防衛戦力で、楽器のシンバルよろしく銅羅を思い切り叩くと耳を劈くほどの音が出るものだ。近頃銅羅は使われていなかったため、駆動するための準備にかなり時間を取られていた。
俺は指示を出しながら、高台に上がってルタ・セルゲンティがいる方向を確かめたりしている。

「頼む――っ、間に合ってくれ……ッ！！」

胸の内で、応援が来ることを心待ちにしながら。

―――
ソーラside
「じゃあいってくるね～」

これから戦場に赴くというのに、私は至って緊張していなかった。
あそこには仲間がいる。私は一人じゃないのだから。

―――
チャミside
「ショウやん！！！」
「なに！？」

ついに来てしまった。
遠く離れているにも関わらず、ここからでも肉眼で確認できるその巨体が。
日差しを照り返し、紫界水晶が一層煌いている。
一本角は黒を帯びていて、今までの生物のあらゆる血液が黒化しているようにもみえる。

「――来ちゃった」
「ルタ・セルゲンティ……！！」

―――
更新だいぶ遅れてごめんなさい！！
更新していない間、学校でネタをたくさん考えていたので少し文体が変わったかと思います。