赤髪ノベルズ！２【あかがみんクラフト】 ≪妄想詰≫ (ページ18)

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狩人前線依頼アリⅢ　（年齢操作・パラレル・他実況者出演有）ページ18

チャミside
「ショウや～ん、早く～！」
「ちょっと待ってや～！」

ここに来る人々は口を揃えてこの街をこういう。

――砂漠に突如オアシスが現われたんだ。

……と。
見渡す限りの広大な砂漠なのに、歩けば必ずこの街がみえてくる。
どの方角から歩いてきても、どうしてだか必ずここに辿り着く。
この砂漠にはわかれば納得するとある秘密があるのだ。

「早くしないと砂塵竜巻終わっちゃうよ！」

砂塵竜巻――。
この砂漠のみでみられる神秘的な光景で、砂漠の砂が大量に舞い上がり、螺旋を創りだす自然現象である。この砂塵竜巻がとある秘密なのだ。
この砂漠の砂には砂鉄が含まれており、週に二度必ず起こるこの竜巻によってその砂鉄が各方角に自然と集まって、どんな方角から歩いてもここに辿り着くという方程式ができあがるのだ。
ずいぶん都合のよい現象だが、それは私たちが決めたことではないから仕方ない。

「終わった～、さ、いこか～」
「もー！遅いよ！」

私はチャミ。砂漠の秘境オルトリックを拠点としてハンター活動をしている。ＨＲはまだ４だが、ショウやんに手伝ってもらって装備と武器はしっかりしたものを仕上げた。
ショウやんは、不思議な訛りがあるけれど面白くて優しい。ＨＲは７でかなりの腕。
今日はショウやんとこれから始まる砂塵竜巻を見に行くところだった。

―――
ショウside
チャミは本当に元気な女の子だ。
俺が用意してるっていうのに、早くしろ早くしろと急かしてくるのだ。
迷惑なんて考えたことはない。
なんせチャミとは俺たちがちんちくりんだった頃からずっと一緒にいるのだから。その頃から既にハンターになることを目指していた。

「わーったわーった、もう終わったって～」
「んじゃ早くいこっ！」

オルトリックに住んでいる者なら、週二回必ず起こる砂塵竜巻など特に珍しくもないのだが、チャミはこれが起こるときになると必ず俺についてきてくれ、と頼んでくるのだ。
俺は半ばチャミに引っ張られながら砂漠へと歩き出した。

―――
更新今日ははやいです！
暇なので。ｗ