運命 2 (ページ47)

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行ってきます【ジュノside】ページ47

『そこにいる？ちょっと変わってよ！』

『あーうん』

『A？ヌナが明日案内してくれるから、ちょっと変わってって』

『え！あ、うん』

『よ、よぼせよー、あAです。明日よろしくお願いします』

Aが、ヌナと電話で話してる

ミオンヌナは、日本語もわかるし、誰とでもすぐに仲良くなれる、

そしてなにより、2PMのみんなも、おれも一番信頼してるヌナだ

『はい、とくにどこかにいきたいというわけでは…おまかせします、はい、あ、じゃあかわります』

Aが、おれに電話を渡す

『よぼせよ？』

『ジュノー、あとでAちゃんの連絡先送っといて！あと写真もね！待ち合わせの時わかんないから』

『OK！あ、ヌナ。Aなんだけど、ヌナも知ってるAだから…』

『？…え？…どうゆうこと？なんでよ』

『日本のドラマみて、かわいーかわいーいってたろ？』

『……え？！え？！うそでしょ？！あのAちゃんなの？！』

『…うん』

『でかしたー！ジュノー！！あした、楽しみにしてるー！！』

『うん、よろしく』

ミオンヌナは、実はAのファンだ

だからこそ、絶対にAを守ってくれると思ったし、仲良くなれると思った

ヌナと仲良くなれば、おれが仕事の時でもこっちに居やすいだろ？

『A、今日、10時頃にここに迎えに来てくれるから』

『うん、ありがとう』

チラッと時間を確認する

『…あぁ…もうおれ、いかなきゃいけない…はぁ、行きたくない…』

時間は5時、10分前…

『あ、ほんとだ！早く準備して？』

『…うーん…行きたくない…』

『だめ！早く早く！』

Aが、おれのてを引っ張って起こす

背中を押して、玄関に向かう

『もう、この格好でいいや』

ピリリっ

タイミングよく、おれの電話が鳴る

『よぼせよ』

『…マンション下に着いたぞー』

『ね、ヒョン。すぐいくー』

ピッ

『ヒョンがもうきた』

『ん、そっか……』

Aはニコっと笑って

『いってらっしゃい』

『…うん、またあしたな』

『うん！また、あした』

おれは座って靴をはく

『……』

『……』

『ふふ、すぐ会えるのにね？』

『あぁ、でも二人きりじゃないし…』

『…そうだね……やっぱ、離れるときは、さみしいね』

『……うん』