運命 2 (ページ11)

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おれの【ジュノside】ページ11

『テク、この前オフで日本に旅行にいったろ？

そこで、CMを見てAさんの大ファンになったらしいんだ』

……ん？ファン？？

ただの？ファン？

『これだよ、このCMのAちゃんが、、

俺に笑いかけて

【一緒に飲も？】って言うんだ。

それはそれは
すごくかわいくさ。』

テクヒョンが自分のスマホの画像から

Aがビールを持ってる写真を出してきた

『なに、勝手に保存してるんだよ！』

『いいだろ、べつに！』

『ってゆうか、おれが先に見つけたんだぞ！
おれが先に一緒にビール飲んだんだ！！』

『はぁ！？』

『そのビール買ってきて、CMみながら、飲んだんだと』

『はぁ！！？ってゆうか、A、ビール飲めねーし！！』

『…な、なんだって？ビールのCMしてるのに？』

『ってことで、消すぞ』

【消去しますか？】【はい】

『あーーーっっ！！！ひどい！おれのAちゃんを勝手に消すなんて』

『【おれの】Aだし！！』

そんな、ワチャワチャしていたから

Aに再び電話をかけるのが、日にちを大きく跨いだ時間だった。

やっと、解放された…

Aはもう寝てるかな？寝てるよな…

でもちょっとだけ…

プルルルルル…

プルっ、カチャ

「…ジュノ？」

ドキっ

寝起きか？ちょっと鼻にかかった声がやけにセクシー…

「あ、おれ。ごめん、こんなじかんに。ねてたよな？」

「ちょっと、ウトウトしてただけだよ」

「ふふふ盛り上がったんだね」

「あー、あのあともう一人うざいメンバーが増えちゃって…」

「そうなんだ、会って挨拶しなきゃ」

「あー！テクヒョンには会わなくてだいじょぶ」

「え？なんで？」

「なんでも！」

「ふふ」