気付き始める ページ8
『…A？』
『………』
『Aー！』
『あ、え？なに？』
『…今度、二人で出掛けようよ』
『えぇ？それは、できないよ』
『……なんで？』
『あなたは、有名人でしょ？』
『……じゃあ、家で映画でも観ようよ』
『…家には、行かない』
『……じゃあ、僕が行くから』
『ダメー』
『……僕のチャンスの場所を奪わないでよ』
『奪ってないよ？』
『……ふぅ。まぁ、いいや…』
って、チャンソンが困ったように笑う
『ゆっくり、いくよ』
チャンソンが、モグモグと目の前の食事を食べ出す
『…ふふふ』
『うん？』
『いつも美味しそうに、食べるね』
『ふふ 美味しいもん』
『私も食べよっと』
それから、私たちは他愛ない話をして
日付が変わる少し前に、家路に着いた
二人でタクシーに乗り込む
『はぁー、飲んだー』
チャンソンが、私の肩に頭を預ける
大きな体を折り曲げて、逆につらそうな体勢
『あはは それ、逆に辛くない？』
『そんなこと、ないよー』
『チャンソンの家からまわってもらうね』
『……今日は、ちゃんと送り届けたい』
『……家、教えられないってば』
私たちは、いつも食事のあと一緒にタクシーに乗っても
必ずチャンソンを先に下ろした
『今日は、僕…悪い子だから、Aの言うこと、聞かないよ』
『………じゃあ、降りる』
って、降りようとしたら
『…ダメ』
って、肩を抱き寄せられる
『……早く、住所言わないと、ホテルにいくよ？』
って、耳元で囁く
『……な？！』
『………』
………今日は、折れるか…
もう、テソンオッパが家に来ることはないし…
私がチャンソンに家を教えない理由は、テソンオッパと遭遇させないためだった
『……まで』
私は自分の住所を運転手さんに告げた
『…ふふふ』
勝ち誇った顔してるチャンソン
『家には、上げないからね』
『……今日は、送るだけにするね？』
『……』
嬉しそうにまた私の肩にもたれるチャンソン
『……はぁ。』
少し、息を吐き出す
………私、さっきミンジュンさんを…思い出してドキドキしてた
…あれは、なに？
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hana(プロフ) - 環様 コメントありがとうございます！とてもうれしいお言葉もありがとうございます(^^)頑張って更新していくのでこれからも読んでいただけるとうれしいです！ (2018年9月9日 17時) (
レス) id: 692895b0ea (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - 毎回楽しみに待ってます（≧∇≦）この楽しみだけで毎日頑張れるので、またよろしくお願いします（≧∇≦） (2018年9月9日 9時) (レス) id: 0f8cd3026c (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - 麻樹子様 いつも楽しみにしてくださってありがとうございます！色々な展開を考えてますのでお楽しみに(*^^*) (2018年9月1日 19時) (レス) id: 692895b0ea (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - あぁ 続きが気になります。どうしたらいいですか。私にはどうすることも出来ませんが (2018年9月1日 11時) (レス) id: ce80ff39ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hana | 作成日時：2018年8月31日 19時
