R.O.S.E (ページ48)

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ジュノさんの撮影ページ48

照れ隠しに私の口を塞いだジュノさん…

テギョンさんの誤解を解けないままジュノさんの撮影になってしまった…

そして……

「社長！！どうしましょう…」

「ん？」

ポスター、CM撮影担当の伊藤ちゃんが慌てた様子で駆け寄ってくる…

「カメラマンさんが、ここへきてジュノくんの相手がイメージと違うって言うんですぅ！！どうしましょう…社長ー…」

「えぇ？！…困るじゃない…」

「写真で見たのと、実物と違うってーー……」

半泣きの伊藤ちゃん…

「……ちょっと、カメラマンさんと話してみるわ」

「社長ーー…」

私はカメラマンの鏡さんに話しかける

「あの、鏡さん。hanaコスメの社長をしております、神谷です。今回はありがとうございます」

「ジュノさんのお相手の件なんですが……」

「社長さん！！ちょっと！社長さんがイメージピッタリだ！！」

「…え？」

「モデルさん！悪いんだけど、社長でいくから！」

「えぇ！？」

「か、鏡さん！困ります！私は社長ですから！」

「大丈夫！顔は横顔で、主に後ろ姿だから！」

………

……………

押し切られる形で…

今、私は……

着替えをさせられている……

「社長ーー！助かりましたー！！」

「……なんで、こうなるのよ…」

「さっきの、モデルさんには悪いことをしたわ…」

「…あー、いいんです。彼女はバーターみたいなもんでしたから……

彼女もって条件で、テギョンさんたちのモデルさんのOKが出たんで……」

「……そうなのね…」

「あー、それにしても、社長！ほんと、キレイです」

「社長は普段からもっと、露出を増やすべきですよ！！」

「え？！露出？！」

「……そっちじゃなくて……」

「…あー、なんだ」

「…社長って、やっぱりちょっと天然ですよね…」

伊藤ちゃんは、この会社を立ち上げて最初の新卒採用者だ

「私、5年目でなんとなく、社長のことがわかってきました…」

「……社長に天然って言わないでくれる？」

「さぁ、準備ができたみたいなんで、早速行きましょ！！」

伊藤ちゃんに背中を押される

「…ちょ、ちょっと待って…これ、なんにも履かないの？！このまま？！」

男性モノのTシャツ一枚……丈は膝上……

一応下には見えてもいい下着を履いてはいるけど……

「社長、脚キレイですから大丈夫です！」

「そうゆうことじゃなくて！！」