R.O.S.E (ページ31)

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ヤキモチページ31

「社長の神谷です。はじめまして。今回のコラボ、よろしくお願いいたします」

ニッコリ笑って挨拶をする

「なんて、キュートな社長さんなんだ！JUN.Kといいます。よろしくお願いします」

「…テギョンです。よろしくお願いします」

「ニックンです。お願いします」

ニコッと頬笑まれる

…王子様みたいな人…

「ジュノです。お願いします」

…少し、ウヨンに似てる……

「チャンソンです！よろしくお願いいたします！」

深々と頭を下げてくれる

「…ウヨンです！」

ニコニコ…

なんか、さっきの光景が甦って…イライラする…

「…みなさん、よろしくお願いいたします！」

「ご要望があれば、なんでも佐々木に言ってくださいね。」

「…佐々木さん、お願いね」

佐々木さんが、ニコニコしてる

……かわいい……

……ウヨンも…そりゃデレデレするよね……

「…それでは、私は失礼致します」

チラッとウヨンをみると

佐々木さんとニコニコしあってる……

……ムーーー……

パタン

会議室を出る

…なんか、面白くない……

カツカツと、ヒールを鳴らして歩く

……

………

あの二人…なにかあるのかしら……

…私って……

こんなにヤキモチ焼きだったの？

…モヤモヤ……

…ちょっと、屋上で気分転換しよう…

くるっと方向を変えると…

「わぁ！」「うわぁ！！」

人がいた。

ビックリした拍子によろける

「…あ、」

抱き止められる…

「あ、大丈夫ですか？社長」

顔を上げると

「あ、菊地くん」

菊地くんから、離れる

「ごめんなさい、ありがとう」

頬笑みかける

菊地くんが少し赤くなる

「あー、僕も社長に触ってすみません…」

「え？」

「事故でも、触ってしまったので…」

「…あははは！なにそれ？別に触っちゃダメなんて規則ないけど！」

「あー、はい」

「あ、その後西野社長とはどう？」

「いい関係を築けてると…思います」

「そっか、そっか。よかった」

「これからも、頑張ってね」

ポンポンと肩を叩いてる、横を通りすぎる

「………」

…よかった、菊地くんの顔つきも柔らかくなったし。

上手くいきそうだ。

私は屋上へ上がる