韓国へ ページ4
翌日、
金浦空港に降り立った私と佐々木さん
「社長も、来てくださると思わなかったので緊張してます」
頬を赤くしてチラッと私をみる
「…そんな緊張しないでよ。普通にして、普通に」
「わ、わたしの憧れですから！緊張しますよ」
「憧れ……ありがと」
「さぁ、行きましょ」
私はカツカツとヒールを鳴らしながらタクシー乗り場に向かう
タクシーに乗り込んでから、佐々木さんが作ってくれた資料にもう一度目を通す
「…JYPにいくのよね？今から」
「はい！韓国の大手芸能事務所です！」
「…へー、私、芸能人とか…そうゆうの、全然わかんないや」
「そうなんですか！！…あ、今回は2PMって男性グループに依頼してます！」
「あー、この資料の人たちね」
「…ちょっと、写真が小さくなってしまってすみません…」
「あー、いいわよ。6人いるってことがわかれば」
「今日は、その中の一人とお会いできることになってます」
「…そうなの？…マネージャーとかじゃなくて、本人もくるのね」
「その方、今回のコラボに一番乗ってきて下さってて、ぜひ、話を聞きたいって」
「ありがたいわね」
「…どの人？」
「…えっと、この、【ウヨン】さんって方です」
「【ウヨン】さんね。覚えとかないと、名前だけでも……」
顔は小さくてわかんないや……
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作者名：hana | 作成日時：2018年7月7日 17時
