告白……？ ページ18
「……私の彼氏って、言ってよ」
「……な、なに言ってるのよ。私達がいつ付き合ったの？」
「んー、今？昨日？」
「……いつでもいいじゃん」
「……いつでもよくないし！ってゆうか、付き合ってないし」
「……じゃあ付き合ってよ」
「……な、なにいってんの？！」
「……そばにいてって言ったじゃん」
「…い、言ってたけど……」
…なにをいい出すの、この子は……
「もー、A、めんどくさいよ！」
「め、めんどくさいって、なによ？」
「……付き合ってるようなもんなんだから、もう付き合ってるってことでいいでしょ？」
「……はい、この話はおしまい！」
「…さ、佐々木さんは、あなたのファンなのよ？！」
「そーなの？へぇー、ありがたい」
「…そ、そーなの？って……好きなアイドルが誰かと付き合ってるなんて、しかも自分の上司となんて……」
「…ダメなの？」
「……ダメでしょ」
「ファンなんでしょ？」
「ファンだって言ってた」
「じゃあ、いいじゃん」
「……なにがいいの？！」
「俺のペンはわかってくれる」
「それは、あなたの考えであって…」
「あーーー！もう、めんどくさいのキラーーイ」
耳を塞いで「あー」って言ってる
……この子は、本当に突拍子もないことをいう
…
「顔洗ってくる」
スタスタと洗面室に入っていく
……自由なんだから…
結局、ウヨンは7時前まで部屋にいる
「…ちょっとー、ほんとにどうするのよ？もう佐々木さんが来ちゃうじゃない」
「…一緒に俺の車、乗ってけばいいし」
「…そ、そーゆーことじゃなくて！！」
ピンポーン
「あぁ！！来ちゃったじゃない！！どうするのよ、どうしよう！」
慌てふためく私を横目にウヨンがドアを開ける
ガチャっ
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作者名：hana | 作成日時：2018年7月7日 17時
