R.O.S.E (ページ17)

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自由奔放な彼ページ17

翌日

ピピッピピッ

アラームの音に目が覚める

モゾモゾ手だけを外に出してケータイを探す

「……朝…」

目を開けると、すごく気持ち良さそうに寝てるウヨンが見える

「…ちょっと、髭生えてる……」

ウヨンの唇にキスをする

「…かわい…」

私はそっとベッドから降りて、支度を始める…

…すると、コンコンとノックの音がする

「……誰？」

…ウヨンを見るとまだ寝てる

「…まぁ、いいか。ドアから見えないし」

私はドアに近づいて返事をする

「はーい」

「あ、おはようございます。佐々木です」

……佐々木さん……

…やっぱ、ちょっとまずいかな…

もし、起きてきたら……

…でも…

「……」

カチャッと少しだけ扉を開ける

「…おはよ、どうしたの？こんな早くに…」

「あ、まだ、寝られてました？…ごめんなさい…」

「…社長、朝食はどうされます？」

「…あぁ、私は朝食、食べないの…」

「あ、そうですか……じゃあ、私だけ行ってきます」

「うん、ごめんね」

パタン

……ふぅ…

バレてないな……

ベッドに近づくと、まだスヤスヤ寝てる…

「…ウヨンも、同じ時間に事務所なのかな？」

「……ウヨン、ウヨン？」

「んー…」

「……6時だけど、仕事は？大丈夫？」

「んー…7時に出ればいー」

「あー、そう？

……って、私も 7時に出るんだけど…

あなたが先に出ていってくれないと、困るー……」

「えー…一緒にいこーよー」

「ダメに決まってるじゃない」

「同じとこいくのにー？」

「……あなたがここにいること自体がダメでしょ」

「んー、いいじゃん。俺がどこにいようが関係なくない？」

「……んー…

って、危ない。いつもあなたのペースに巻き込まれるけど、こればっかりはダメよ！」

「はい、起きて！」

腕を引っ張って起こす

「んー…眠いー…」

「ほら、早く支度してサッサと出ていってよ」

「えー、ひどいー」

「ひどくない！佐々木さんに見られちゃうから！」

「…いいじゃん。付き合ってるって言おうよ」

「……は？！」