R.O.S.E (ページ13)

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ヒヨコでなくて、ウヨンページ13

「クククク、やっぱヌナはそうじゃないと！」

「え？なにが？」

「ん？Tシャツ、ジーパン、サンダル」

「……あー、」

「スーツにヒールもかっこいいけどねー」

「ってか！クククククククク…」

「なに？」

「ヌナが、社長って！！！！あはははは」

爆笑してるヒヨコ

「……うるさいな…」

「合わなすぎるでしょ？良くできてるね！」

「…部下が優秀なの！」

「ククク、あー、たしかにあの佐々木さん、優秀」

「………」

モヤっとする

「…ってゆうか、素性知っちゃったんだからもう会わないと思ってたんだけど」

「んー、でも俺ら、名前と職業、今日知ったってだけで、お互いのこと、知りつくしてんじゃん」

「………」

「居心地いいし、このままで良くない？」

……なんか、

…………それも、そっかって気になる…

「…A？」

ドキッ

急に名前を呼ばれてドキッとする

「ふふ、Aって名前だったんだね」

「……なんか、こしょばゆい…」

「…ウヨンって、呼んでよ？」

「………ウヨン…」

「……今日は、いっぱい名前呼ぼう？」

引き寄せられて唇が重なる

「…A…」

キスの合間に私の名前が漏れる

…名前を呼ばれるだけで、ゾクッとする

深くなる口づけに、答えるように

ウヨンの首に腕を回す

「…ウヨン……」

目が合う…

「…なんか、いいね、名前呼ぶって…」

ウヨンの舌が口内をかき回す

「…ん…はぁ、」

「…A……」

ウヨンの手がTシャツを脱がす…

私もウヨンのTシャツを脱がす…

「あ、ヌナ、いつもシャワー浴びたがるけど今日はいいの？」

「…浴びてきたし…」

「…あー、そっか。電話したとき言ってたね」

そのまま、もう一度キスをする…

いい雰囲気のところで、普通の会話を挟む…

こんなとこも、私には居心地がよかった