感情論 ページ32
【Aside】
テクは……やっぱり私のこと…
私は……
テクといると楽しいし、自然でいられるし、
キスをされるのも、抱きしめられるのも、イヤじゃない…
もう、ずいぶん【好き】という感覚から遠ざかっていたから……自分の気持ちが…よく、わからない…
テクの、想いと…私の想いは……同じなのかな？
…私は、テクに……同じ【好き】を返せるのかな…
わからないまま…韓国への引っ越しの日を迎えた…
空港にパパとママとちかが見送りに来てくれる
「おねぇ！元気でね！夏休み絶対行くから！」
「ママも、行くからね！」
「……Aーー…パパは…さみしいぞ……」
「パパー！泣かないでよー！近いんだからすぐ帰ってくるし！」
「うーー…」
うちのパパは、とてもかわいいパパ
パパをギュッと抱きしめて、
「いってきます！」
わたしは飛行機に乗って、
テクの待つ…韓国へ向かった
韓国では、会社が用意してくれた寮に住むことになっている
「わぁー！寮って、いうからボロいの想像してたけど、めっちゃキレイだし、セキュリティばっちり！！」
先に来ていたゆうこさんと合流して引っ越し作業をする…
「私の一個上の階がAの部屋だから！」
「さぁ！片付け片付け！！」
「よーしっっ！やるぞ！！」
部屋に入って、片付けをする…
テレビや洗濯機、エアコンはもう付いてた
…部屋もキレイー！
ワンルームだけど、快適に過ごせそうだ！
黙々と片付けていると…
ピンポーン
インターフォンを見ると
「あ！アッパとオンマ！！」
テクのパパとママか手伝いに来てくれた
『アッパー！！オンマーー！！お久しぶりです！うれしい！ありがとう！！』
ぎゅうっとふたりに抱きつく
『うれしいわー！Aちゃんがこっちに来るって聞いて、楽しみにしてたのよー！』
『いい部屋だなー！』
『さぁ！じゃんじゃんお手伝い、するわよー！』
アッパとオンマのお陰で、ドンドン部屋が形になっていく
17時には全てが片付いていた
『Aちゃん！お腹すいたでしょ？お部屋も片付いたし、うちにきて夕食にしましょ？』
『え？！いいの？！行きたいです！』
『ふふふ じゃあ腕によりをかけて夕飯作るわね』
『やった！』
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作者名：hana | 作成日時：2018年6月20日 17時
