I LOVE U,U LOVE ME (ページ24)

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負けず嫌いが仇となるページ24

『あーー、お腹いっぱーーーい！！』

椅子に深くもたれてお腹をさする

『おれも、もう食えん！！』

テクはベッドに横になってる…

『ちょっとー、それ私が寝る場所なんですけどーー』

……

………

そこで、ハタと気付く…

狭い空間で、二人っきりであることに……

『…なんだよ？急に赤くなったけど…』

『え？！辛かったから暑くなっただけだし！！』

『……ふーん…』

テクがニヤッと笑う

『な、なに？！』

テクが少しベッドの端に移動して、

ポンポンとベッドを叩く

『…なによ？』

『くる？』

『…はっ？！行かないし！！』

『……じゃあ、先にシャワー浴びてくる？』

『…はぁ！！？あ、あ、あ、あ、浴びないし！！！！』

真っ赤になってる、わたし、絶対…

『ぎゃははははは！！！面白すぎるな！お前！！』

テクが笑い転げてる…

ムー…

なんか、ムカつく…

負けた気分になる…

変なとこで負けず嫌いに火がつく

私はテクの横に移動して、寝ているテクの真上に顔を寄せて

『……泊まってく？』

耳元で囁いてやった

テクが目を見開いて固まった

プププ……勝った！

顔を離そうとすると…

グイッ

後頭部を押さえられて、テクの顔が近づく

そして

テクの唇と、わたしの唇が重なった…

『？！』

そのまま、テクにベッドに組み敷かれる…

ギシッとベッドが軋む音がする

私を見下ろすテクの男らしい眼差しに…

ドキドキと胸が鳴り出す

『……お前、俺を挑発してどうすんの？』

『……え？』

『……俺は、お前をすぐ抱けるけど？』

『？！』

テクの目がドンドン熱を帯びてくる

『ちょ、ちょっと…いつもの冗談でしょ？やめてよー』

身体を起こそうとすると、

両手をベッドに縛り付けられる…

『あ…』

『フッ冗談だと…思う？』

そのままテクの顔が近づいてくる…

もう少しでまた、唇が……