派手な男が来る ページ18
１日の業務が終わって、いつものように電車に乗る
電車に揺られながら…
…韓国…
絶対ママとちかが大喜びするに決まってる…
ホテル代が浮くわーって…
でも、あっちに知り合いがぜんぜんいない訳じゃないからよかった…
テクのパパもママもお姉さんもいる
……って、私韓国語ぜんぜんわかんないじゃん！！
覚えなきゃ…
テクに…教わろう…
電車を降りて歩く…
角を曲がって家の前を見ると
ん？あれ？あの黒いバンってたしか……
黒いバンに近寄っていくと、中から派手な男が飛び出してきた
そしてそのままの勢いで私に抱きつく
「Aーーーー！！！」
ムギュムギュ
「ミ、ミンジュンさん！？」
「どうしたんですか？！」
「アルバム、ありがとーーっっ！オッパは感動したー！」
ギュゥーーー
…ちょ、ちょっと…
めちゃくちゃいい匂いだし、テクに負けじと筋肉質…
「ミンジュンさん…苦しい」
「おぉ！ミアネ！！」
私の顔を見てニコニコ微笑む
……あぁ、なんてかわいい顔で笑うんだろう…
…癒される…
……私も思わず微笑んでしまうじゃないか……
「Aはキュートだなー」
またミンジュンさんがギュウっとしてくる
……と、
「いい加減にしろ」
ミンジュンさんの服を引っ張って私から引き剥がす
「ぐぇっ！」
「あ、テク！」
「おう。ミンジュンがどうしても直接お礼を言いたいって聞かなくて…」
「わざわざいいのに…」
「オッパはとにかく感動したんだ！俺の分まで用意してくれるなんて！！」
「A！ありがとう！」
また抱きつこうとする…
「ぐぇっ！」
テクに服を引かれる
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作者名：hana | 作成日時：2018年6月20日 17時
