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ぎゅっと握られてる手が、
なんか恥ずかしい。
これ、花火大会のときとあったな、こんなこと
そういえばあの時、
モヤモヤしてる人いるって言ってたけど、
もしかして、そういうこと？
蓮「ねえ、花火大会のとき、モヤモヤしてる人いるって言ってたじゃん」
『あー…うん』
蓮「あれって、」
『蓮…のことだな。笑』
そうだったんだ…
って、あんとき、両思いだったってことか、？
『蓮、帰ったじゃん？あんとき』
蓮「え、あ、うん」
Aが話し始めるから、思わずびっくりしたけど、
うん、と頷く。
『ほんとは、追いかけたかったけど、体がそんとき動かなかったんだよね。』
追いかけようとしてくれていた真実を聞いて、
ちょっぴり嬉しくなった。
『帰ってから、モヤモヤしてた気持ち、
ずっと何か考えてた…』
蓮「うん、」
『そしたら、涼太くんがね、
A、最近元気ないねって言ってくれて、
その時に花火大会のこと全部話したんだ』
真剣に話すAに引き寄せられて、
思わず聞き入ってしまう
『大切で守っていきたいと思う人が、
恋してる人って教えてくれて、
俺、すぐに蓮の顔が思い浮かんだ』
優しく微笑むAに、
止まっていた涙がまた溢れそうになる
『そのときに、このもやもやしてる正体は、
蓮が好きってことって気づいて、
だから蓮のこと迎えに来たんだよ』
蓮「…っ、、Aっ、」
『俺のこと、ずっと想っててくれてありがとう。
待たせたし、泣かせてごめんな。』
蓮「…ううんっ、」
『大好きだよ。』
目を閉じて、Aのキスを受け入れる。
長い長い片思いだったけど、
こうやって結ばれて、ほんとに嬉しい
『帰ろっか』
蓮「うんっ」
助けてくれた時から、
ずっと想いを寄せていた幼なじみは、
大切で、大事な恋人になりました。
.
やっと終わったぁ！笑
ここまでお付き合いいただいてありがとうございます！
また日常を短編で出していきたいと思います！
おたのしみに！！！
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作者名：えむてぃ。 | 作成日時：2021年5月6日 22時
