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◎ ページ15
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『今年も空いてるかな〜』
あれから、ずっと繋がれてる右手にドキドキしながら、
毎年、花火を見る場所へ向かう。
『お、空いてた空いてた』
俺たちが見つけた、
花火が綺麗に見える穴場スポットに到着
川沿いの石畳に腰掛けた。
蓮「…ありがと」
『ん?』
蓮「あ、手…」
『あ、ごめん』
その言葉と同時に、
握られた手が離されて、ちょっと寂しくなった
『蓮、もうすぐ花火打ち上がるって!』
20時になると同時に、
大きくてきれいな花火が打ち上がった。
『やっば、今年もめっちゃ綺麗じゃん!』
不意にとなりを見ると、
楽しそうに花火を見てるAの姿が目に映り込む。
好きだなぁ…
ほんとに、だいすきだよ。
涙が出そうになってそれを堪えながら、
打ち上がっている花火を見上げた。
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作者名:えむてぃ。 | 作成日時:2021年5月6日 22時