己の役柄_2【キャラまとめ】 (ページ23)

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【話し方】
「レナード・ウォレス=プレナヴィアだ。なんだ、その寝ぼけた顔は。それにタイも緩んでいる。王宮勤めしている自覚はあるのか？」
「……あ？夕食？食ったよ、六時頃にマドレーヌ。…………一つ」
「まだやる。まだやれる。まだやらないと。俺は兄上達のような才覚がある訳でなければ、姉上達のような人脈がある訳ではない。だったら、俺は時間をかけなきゃ」
「……はい。母には早く回復して欲しいと思います。ただ、遠い国に行きましたので、連絡がつかず…………」
「何か言ったか？俺の顔が、何だって？」
「ふん、口ではそう言っても本心なんて分からないからね。何か信用に足るものを、君は提示できるのかな？」

【備考】
彼の母は、お姫様と王子様が出てくる物語が好きな女性だった。ある意味彼女の人生とは、彼女にとっては自分が悲劇のヒロインである一本の物語であったかもしれない。
母は「父は王では無い」と断言したが、該当する時期に王からの通いもあったため、それが確実であるという訳では無い。口元が似ている、というのも「似てると言われた上でよーく見たら……」というレベル。それを鑑定する魔法でもない限り、真相は藪の中。
彼がこんなことになる前は、いたって真面目で利発な、聞き分けのいいただの子供だった。今は背伸びしまくって大人になろうとしている時期であり、子供扱いされるとめちゃくちゃ怒る。
父も含め家族のことは大好きだが、今は自分の秘密について知られたらと思うと怖くて少し疎遠になっているが、孤立状態という訳では無い。少し付き合い悪くなったなぁ、くらい。

【関係】
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【製作者】
紫清