検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:7,475 hit

ページ28

【物語上の半生】
神であり初代勇者。その世界を創造した者。しかし世界を運営していく中で、人間達からは「魔王」と呼ばれる、彼にとっては「バグ」を受け、一度人間として受肉し、共に生まれた双子の妹を連れてその魔王を倒す。最初は消すつもりだったが、「周期的に魔王を復活させることで人口の過剰増加が抑制できるね。よく考えればバグじゃないわこれ、私はバグを持つ世界を作るほど無能じゃないしな」と思い立ち、魔王の存在を世界に定着させることにした。そして、その定着させる楔として妹を選び、妹を教祖とする自分を崇め奉る教団を作った。そして妹は未来永劫魔王を産み続けられるよう不死とし、自分はあっさりと神の世界へ戻る。不死が苦になるなど思いも寄らなかった。だって、双子として生まれた妹も、私の半身、つまり神に違いないーーそれに、返事一つで受け入れてたし。
しかし彼にはひとつの思い違いがあった。彼の妹は決して神などではなかった。彼女は、完璧な兄に少しでも近づきたい、ただの健気な妹に過ぎなかったのだ。彼女は千年に近い時を、半ば気が狂いそうになりながら過ごした。ーーそんな彼女を救ったのは、彼女と共にあった「魔王」だった。
という事情を知った主人公に彼は反逆される。が、もちろん勇者とは言え彼にとっては虫けら。「可哀想に」と憐れみながら消すつもりだったが、妹の苦しみを彼女達に説かれ、そしてその妹からも「もう限界なの」と言われた所で、彼は初めて己の非を認め、その詫びとして妹を解放し、勇者達の行動を不問とした。

【物語への想い】
「愛しているよ。ーー今聞かれているのは、『私の世界』についてだよね? だったら愛しているさ。皆、私の子供なんだぞ? つまらない事で争い、泣き、殺し合うどうしようもない部分があるが、その欠陥がとても愛おしいんだ。私にはない部分だからね」


【作者への想い】
作者の呼び方:彼女
想い:「は? 私だが? 創造主など私以外には存在せんが? ……ああなるほど。私の作った世界を、自分が作ったように錯覚している者がいるーーと。なかなかの気狂いもいるものだ。まあ、そう思い込むくらいは許してやろうじゃないか」

【趣味/好き】
美しいもの、真実、善なるもの(=自分)、人間全般

【苦手/嫌い】
強いて言うなら自分の納得できない法律や校則などのルール。

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫清 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月23日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。