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戦闘スタイル:戦闘術は勉強中。現状は唐辛子スプレーなどを使って逃げる。
話し方
一人称:俺
二人称:お前、〇〇さん、呼び捨て
「高木颯馬って言います、よろしくです！ はい、そうです……赤のスケープゴートになっちゃいました……」
「あ、良かったら皆さん食べます？ 先週ばあちゃんたちに貰ったみかんをまだ消費しきれてなくって。最近は三食食後にみかん、ですよ」
「この前博物館行ったらさ、『高校生までは無料ですよ〜』って言われたんだけど。俺、もう二十代なんだけど」
「違うだろ！ 理屈もそりゃ大事だけど、皆がどう思うのかってのも無視しちゃいけねえけどーー自分の気持ちは、自分で見なくちゃいけねえだろ！ だって、他の奴には分かんねえんだから！」
「あーー彼女欲しい。いや特に理由はないよ。ないけど。俺高校最後の文化祭マジックで付き合って、んで受験マジックで疎遠になってからね、一度もいねえの。うわ言ってて辛くなってきた」
「遅れてごめんなー！ あ、これ？ 途中で転んじゃって…………いやほんとほんと。嘘じゃないって」
「やだよ、死にたくねえよ…………でも、同じくらい生きたくもねえ。なあ、何で人間ってこんなに辛いんだろうなあ」
「い、い、いいぞ。俺はもう腹括ったから。世界だって敵に回してやる！ 俺の世界を守るためにな！ だって俺には最強の味方がいるんだ。こいつがいるんだから、別に世界なんて怖かねーよ、ばーかばーか！」
過去:
彼には幼い頃憧れの存在がいた。それは、テレビの向こうにいたヒーロー達。当時放映されていた「星辰戦隊アストロジャー」のリーダー、「オリオンレッド」に釘付けになった彼は、幼稚園の卒園アルバムの将来の夢の欄には、覚束無い字で「オリオンレッド」と書いた。徐々に周りがそういうものから卒業していく小学校中学年頃にも、口には出さないもののまだ密かに憧れ続けていた。けれど、彼にだって何も心境の変化がなかった訳では無い。ひとつ大きな変化はーー自分の隣にいる人間は、明らかに自分とは格が違うと気づいたのだ。何をやらせても完璧で、彼が間違ったことなんて見たことがない。そう、まるで物語の中のヒーローのような、ような……あれ、こいつの方がレッドにふさわしいんじゃねえの？ だったら、どうしようか……やっぱ俺はブルー、いや、グリーンくらいにしよう。レッドと一緒に、世界を平和に導くんだ。
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