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目「久しぶり〜笑」
いつもの自販機、一人で休憩をしていたら目黒さんに遭遇した。
前回、目黒さんとここでお会いしてまともに会話をしてからというもの、今までの距離感が嘘のように話しかけてくれるようになった目黒さん。
いや、それはありがたいし嬉しいことなんだけどね…?
「……。」
目「なんでそんな睨むの笑」
「だって目黒さん、絶対メンバーの方達にこの間の、ここでの会話 話しましたよね。」
目「あー、あれね。うん、話したよ。」
悪びれる様子もなく、そう答えた目黒さんをもう一度睨みつける。
今や、国民的アイドルと言っても過言ではないSnowManの目黒蓮を睨みつけるなんて、きっと世界中どこを探しても私くらいだろう。
「目黒さんのせいで、メンバーの皆様からの視線が痛くて痛くてしょうがないんですけど。」
目「えー?別にいいじゃん。岩本くんとも、前より絡めること増えたでしょ?」
「そういう問題じゃないですよ〜…。」
項垂れる私を見て、肩を揺らして笑う目黒さん。
目「岩本くん、”Aちゃんが、ご飯誘っても来てくれないんだよね”って嘆いてたよ?」
「当たり前じゃないですか!そんな気軽に行けるわけないです。」
目「ふーん、別にいいと思うけどね?一回くらい、行けばいいのに。一回行けば慣れるっしょ笑」
「あいにく、私はそんな鋼のメンタルは持ち合わせてないんですー。」
目「俺とは、こんな普通に喋れるくせに。」
「そりゃ、だって…」
目「Aちゃんは、生粋の岩本推しだもんね〜?」
嫌味ったらしくそう言った目黒さんは、スクッと立ち上がって
目「まっ、頑張りな。」
そんな一言を残し、その場を後にした。
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時計ウサギ(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜! (1月9日 9時) (レス) id: 80344cfbe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱるる | 作成日時:2024年1月9日 0時