受付嬢は岩本担 (ページ9)

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#９ページ9

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「はぁ〜…」

綾「仕事中に、そんな深〜いため息つかないでよ。」

「だってぇ、、」

目黒さんとのさっきのやりとりを綾さんに話したら、

「逆にあれで気づかれてないと思ってたあんたが凄いわ。」

なんて、半ば綾さんに呆れられた私。

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それからというもの、SnowManの皆さんが事務所に顔を出すたびに

メンバーの方達から終始ニヤニヤした顔で挨拶をされるようになった。

きっと、目黒さんが皆さんに余計なことを言ったんだろう。

もうどうにでもなれ！そんな、投げやり状態に陥った私。

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そんなある日、いつものように受付で事務作業に追われていると

岩「Aさん。」

「岩本さんっ！お疲れ様です…。」

いつからそこにいたのか分からない、私の最推し岩本さんに声をかけられた。

岩「相変わらず、慣れないね笑」

「慣れるわけないじゃないですか。推しに話かけられて、冷静でいられるほど私は賢くないですっ。」

岩「ついに”推し”って認めたんだね笑」

「認めたっていうか…最初から、否定はしてないです…」

岩「めっちゃ素直じゃん！笑ほんと、おもしろいわ〜Aちゃん。」

「っ？！」

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今、さらっとちゃん付けで呼んだ、、、

私の推し、恐るべしっ…。

岩「ねぇ。もう俺にもメンバーにもバレてるんだし、一回くらいご飯行ってくれてもいいんじゃない？」

「無理ですっ。推しを目の前にして、まともにご飯食べられる気がしないです。それに、…私が岩本さん推しって知りながらご飯なんて、、、絶対だめですっ！」

岩「真面目なんだね、Aちゃん。…ますます手に入れたくなる。」

「え？」

岩「なんでもない笑」

岩本さんの最後の言葉が、うまく聞き取れなくてもう一度聞き返す。

でも、岩本さんは「また誘うわ」って言いながら自動ドアを抜け事務所を出て行った。

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