君に逢いたかった Ren.N (ページ7)

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7 ☆ ページ7

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うっわぁ、ほんとに出てるし……

でも、当の本人は全然焦らず笑っている。

『早くティッシュで押さえて！！』

私がそう言うと〝ティッシュティッシュ～〟

なんて言いながら部屋を歩き回ってる。

なんて呑気なんだ……

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『もー、大丈夫？』

海｢だいじょぶだいじょぶ！
それにしてもさ、鼻血出したのいつぶりだろ！笑｣

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鼻血……

そういえば、前に駅で鼻血出してた男の人を

助けた事があるな……

あの人あれから大丈夫だったかな？

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でもそれって１年くらい前だったっけ……

相手の顔はあんまり覚えてないけど

すんごい美青年だったのは何故か結構覚えてる

『懐かしいな…』

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海｢何が懐かしいの？｣

『……あれ、声出てた？』

海｢うん、思いっきり。笑｣

『そっか、笑なんでもないよ』

海｢えー、なにそれ気になるじゃん教えてよ｣

一度気になると海人は引かずに

ずっと聞いてくることを知ってるから話す事にした

『んー、前にね？駅で鼻血出した男性を助けた事があるの。それでなんか懐かしいなーって』

海｢へぇぇ、そうなんだ｣

『そう、海人見て思い出したの』

海｢そゆことね！それよりねーちゃん、腹減った！｣

『そっか、もう夕飯の時間だね』

海｢俺、焼肉がいいな～わざわざ日曜なのに姉ちゃんのために鼻血出すほどめっちゃ手伝ったし？あー食べたいなー｣

そんな事言いながら可愛い目で私を見つめてくる

『もう、、じゃあ行く？焼肉』

海｢ほんと！？ねーちゃんマジ神！！｣

焼肉に連れていっちゃうあたり、私は弟に甘い。

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