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呼んだ。 ページ11

初めて、

私を名前で呼んでくれたのは、

君だった。


よく響く、

透き通る声。


私の、好きな声。


呼ばれる度に

鼓動は早まった。

頬も染まった。


隠すように、

笑って隠した。


私が君を好きになったのは、

きっと、

その日だった。


私は、

君の名前を呼べなかった。

呼んでみたかった。

拒絶を拒んだ。


誰もいない部屋で、

何度も君の名前を

泣き叫んだ。

「ーーさん、ーーさん、、、。」

「うぅ、、ああああああああ！」


いやになるくらい、

君を

「好きだよ…ーー。」

愛してた。

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ラッキーカラー

あずきいろ


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設定タグ：文系女子 , 恋愛 , オリジナル   
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作者名：ココナツ | 作成日時：2017年3月28日 15時

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