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A 「あー・・・これでいいよな。」
まだダンボールが山積みになっている部屋の中、
一つのダンボールから服を見つけて引っ張り出す。
何故こんな子とをしているかというと、それは15分ほど前に遡る。
-15分前-
A 「・・・暇だ。」
朝食をテーブルを囲みながら食べている時にそう呟いた。
だがその声は、コナンにだけ聞こえていたようで
コナン 「じゃあ、僕と一緒に博士んちに行く?」
と、提案してきた。
その話に興味でも持ったのか、蘭が「何の話?」と私に聞いてくる。
A 「今日暇だっつったら、コナンが
博士?だっけ。その人の家にいっしょに行かないかって。」
それだけ言うと、蘭は「私も行こっかな」と一言。
蘭 「私も今日丁度暇だったんだよね。園子家の用事でいないし。」
コナン 「じゃあ、蘭ねーちゃんも一緒だね。」
ドンドン話を進めていく二人を見ている時、ふとある疑問が浮かんだ。
A 「私服家じゃね・・・?」
蘭とコナンは「あ。」と口調をそろえて言った。
――――――――――
で、その人の家に行く前に服を取りに行くという名目で今ここに至る。
A 「帰ってきたら徹夜だな・・・。」
空しく口から出てしまったその言葉は、誰かに届くはずもなく空に消えた。
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作者名:レインボードリーム | 作成日時:2014年1月1日 19時