E p i s o d e . 6 ページ7
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Lemon「あ、あのっ、」
ウォールバーグ校長が割って入り、完全に邪魔をされた。…あのクロード・ルッチとかいう奴を二度と立ち直れないくらいにはしてやりたかったのに、水を差すとはまさにこのこと。
そんな不機嫌ど真ん中な僕へ話しかけてきたのは、先程キノコ頭と一緒にバカにされていた女の子。
Lemon「か、庇ってくれてありがとうございます…!」
『……別に。』
Lemon「私!レモン・アーヴィン!です!」
『…?そう。』
急に名乗って来た女の子。僕も名乗るべきなのだろうが、なんせ十数年家族に否定されっぱなしの生活をしていたせいか、僕は人見知り強めだ。
とくに、女の子には。
Lemon「そうって…!?天使ちゃんのお名前も!伺いたいな〜…みたいな、」
『……天使、"ちゃん"?』
ああ待って、いや待て、こいつ、何か勘違いをしていないか??僕はどちらかと言えば天使"くん"だ。
そもそも天使なんて呼び方は嫌いだが、僕は男だ。そう、例え目の前にいるレモン・アーヴィンより背が低くともね!!
『……アーヴィン、だっけ?なんか、勘違いしてない…?』
Lemon「えっ!?か、かかか勘違い…!?」
『僕は別に君と友達になりたい訳じゃないんだけどさ、一つ訂正させてね』
Lemon「そ、それって(付き合いたいとか)そういうことですか…!?」
『……?うん、そういうこと。』
僕が男だって気付いたのかな(全ッ然違う)
『とにかく僕は男だから!次ちゃん付けで呼んだら覚えとけよ!!』
Lemon「おとっ!?え!?」
えっ、こいつさっき何を理解してたんだよ。えっこわい…。
Lemon「……だ、大胆ですね、?」
何が!?!怖いなこいつ!?
Lemon「(試験で2人も落としちゃうなんて…私ってば罪な女…こんな美少年にまで大胆に告白されちゃったし…(してない))」
こういうのには関わらない方がいいって僕は知ってる。だから早々に切り上げ、その場を立ち去ろうとした。が、
周りは暗い上、なんかすごい高い位置にさっきの校長先生が座っている、謎の部屋に誘拐されていた。
Wahlberg「さて…それでは、A・アンヘルの最終面接を始める」
『……よろしくお願いします、』
かなりぬるっと始まった最終面接。ここまで来たら受かって帰るしかないだろう。
Wahlberg「では初めに、本校を志望する理由を聞こうか」
『…はい。』
さあ、頑張り時だよA。
『……この名門の1番上、…神覚者になるために、僕はこの学校を志望します』
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季節外れの雪だるま(プロフ) - 面白かったです!これからも更新お願いします🙏 (3月20日 11時) (レス) @page9 id: 12a58ce157 (このIDを非表示/違反報告)
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