E p i s o d e . 4 ページ5
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頭のおかしいとしか思えない登場の仕方をしたキノコ頭。魔法?魔法なのか?こんなに物理に特化した魔法あるのか??
「一直線でつっ切ってきやがったあ!!」
mash「なんとか間に合ったな」
間に合ってるけど…にしたって変なやつすぎる。初めて会うタイプのそいつに、困惑が耐えず、僕は変わらず距離を取ったまま。
何であろうと実力で辿り着いたことに変わりはないのに、迷路を解いたヤツらが一斉にブーイングをしだす。
「おい?いいのかあれ?」
「ありなのか?」
「いやダメだろ!!」
「ヒキョーだ!!」
「ふざけるなよ!!」
「オレたちはマジメにやったんだ!」
何処までいっても
まあ社会的な一般常識的にはありえないけど…。
ブーイングは波のように広がり、そうして、誰かがひとこと、「帰れ」と言い出し、場は完全に彼を責めるようになって行く。
……ああ気に入らない。
Lemon「…や、やめてあげてください!!彼は悪くないんです!!」
Kroad「やめろっ!!!」
僕が割って入るよりも先に、そばに居た金髪の女の子が声を上げ、それを不自然に止める試験官のクロード先生。
Kroad「言えばただじゃおかないぞ!!今ならまだあの約束も考えてやる」
……これは、なにかあるな。
Lemon「私が…」
Kroad「おい」
Lemon「私が意図的にゴールに行けないようジャマしたんです。……ルッチ先生に言われて…」
思わず笑いを堪える。ああなんだ、やはりイーストンはレベルが低いんだ。こんなに頭の悪い教師を飼っているんだもの、笑えるにしたって程度がある。
聞けば女の子の家庭環境やら意志やら、弱い部分に漬け込み、キノコ頭の邪魔をすれば学校に入れてやると言われたそうで。
Lemon「でもそんな私を助けて、彼、こう言ったんです。……僕と結婚してくれって。」
mash「いや言ってないけど」
よくわからないが、とりあえず先生のレベルが極端に低いことがわかってしまった。……今からでも変えようかなあ、志望校。
Kroad「フン…そうだ…悪いか?私は試験官だ、気に入らない奴を落とそうとして何が悪い?
そもそも相応しくないんだよ、貴様らみたいな底辺臭のする人間は。このエリート校にはな」
『相応しいか相応しくないかの話で言ったら、アンタが一番相応しくないと思うけどね』
いい加減な物言いに腹が立ってしまって。
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季節外れの雪だるま(プロフ) - 面白かったです!これからも更新お願いします🙏 (3月20日 11時) (レス) @page9 id: 12a58ce157 (このIDを非表示/違反報告)
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